ソニー半導体が日本を引っ張る時代がやってきた

■合計2兆円以上の設備投資は確実



 ソニーはここ2~3年で6000億円の大型投資を断行しており、これまでの300mmウエハー10万枚の能力を13万枚以上に上げていくべく、山形テックの設備拡張を中核に長崎、熊本などでも増強が進んでいる。そしてUMCの傘下に入った旧富士通・三重工場にもファンドリーの委託生産を行っている。



 この次のステップとして車載向けを中心にウエハー能力を20万枚まで上げていくわけだが、これには少なくとも1兆2000億円の投資が必要であり、結果的にはトータル2兆円を超える設備投資を断行することはまずもって間違いないだろう。大型工場新立地となることは確実であり、各都道府県の企業誘致担当はにわかに色めき立っている。



■他デバイスの売り上げにも貢献



 CMOSイメージセンサーは、フォトダイオード、フォトカプラ、マイコン、メモリーなど多くの半導体を集積するものであり、ソニーが持っていないデバイスは外部から購入している。例えばフォトカプラは東芝から、DRAMはマイクロンから買っているが、先ごろソニー内部にメモリー事業部も新設し、抵抗変化型のメモリーReRAMの開発にも着手した。現在苦境に陥っているルネサスのマイコンも今後採用に動くかもしれない。東芝へのメモリー生産の本格委託も期待される。



 こうなれば、ソニー半導体はまさにニッポンの核弾頭であり、救世主となっていくのかもしれない。そして重要な点として、作っても作っても足りないCMOSイメージセンサーの価格は急落するメモリーとは異なり、1個1.7ドル前後(1300万画素)でこの1年間全く価格が下がっていないのだ。



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