貯金ができない、なかなか出費が抑えられない。そんな悩みのある人も多いのではないでしょうか。
■周囲と一緒に「節約モード」に入る
ある証券会社で働くAさんは、周囲を巻き込んで節約モードに入るのだと言います。「会社の近くのランチによく誘われるが、節約しているからと伝えてお弁当を出すと周りの人も『私も節約しようかな』とお弁当を持ってくるようになる」とのこと。確かに、皆でお弁当を食べれば楽しいお昼になりますし、いい節約になります。また、Aさんは同僚と自分なりの節約方法を共有したりするのだそう。
さらに、一緒に貯金すると決めた3人の同僚で、各人2つずつ自分にルールを課しているのだそう。1つは3人に共通で、毎日お弁当を持ってくるというルールにしていました。時間や体力的に持って来られなかった場合は500円以内で調達することにしているようです。
もう1つのルールは、それぞれ「自分がついお金を使ってしまう」ことに対してルールを決めていると言います。同僚のうち1人は甘いものが大好きでコンビニでいつもおやつを買ってしまうので、それを週500円までにするというもの。もう1人はお酒が好きなので飲み会が多くなってしまいますが、週1回までというルールにしているそうです。
さらに、Aさん本人は好きなアイドルがいますが、そのアイドルへの出費が多かったので毎月1万円までとして節制していました。「特にCDをいろんなバージョンで購入したり、コンサートのTシャツやタオルを複数枚買うようなことはなくなった」と話してくれました。周りを巻き込んでしまえば、自分も周囲も一緒に節約できて気も引き締まりますよね。楽しく節約できそうです。
■予算と実出費をしっかり手帳にメモしてコントロール
次は都市銀行で働くBさんのケースです。彼女は、計画を立ててお金を使うことを徹底していました。
その日に使っていい金額というのがあらかじめ決まっていると、「もう予算が残っていないから今日は2軒目はやめておこう」とか「今日はタクシーで帰れないから終電で必ず帰ろう」など、過度な支出をセーブできますよね。
さらに彼女の中で1週間ごとに予算があるらしく、1週間トータルの支出金額がその予算と一致するように、何も予定がない日の予算も調整しているのだそう。中には「¥0予」と書かれている日もあり、彼女なりに「絶対お金を使わない日」というのを毎週1~2日設けるようにしているのだそう。
しかも、その日の寝る前には予算と実際に使った金額を照らし合わせて、予算を上回った金額がないかチェックしているのだそう。「予算と実際の金額を見比べるだけなので、ほんの1分でできるし苦にならない。もし予算を超えてしまったら、同じ週の他の日の予定を調整したりなんとかお金を使わずにしのいで、1週間ごとに帳尻を合わせるようにしている」と話してくれました。すぐに帳尻合わせができるというのが大事ですね。
■毎月、1人予算編成会議をする
証券会社で働くCさんは、1人で予算会議をするのだと言います。
そのように目標金額が明確なため、毎月の予算も明確にすることができ、1人予算編成会議が成立するのだと言います。いくら貯金するのか、そのために毎月いくら貯金する必要があるのか、その貯金分をお給料から差し引くといくら自分が自由に使えるのかというのがわかっていないと、なかなか節約するモチベーションが保てませんし、何のために節約しているのかわからなくなってしまいますよね。
彼女の場合、予算編成会議の中で貯金の進捗を確認したり、前月の振り返りをしたり、無駄遣いを減らすためにどうしたらいいか考えたりしているそう。
■まとめ
いかがでしたか。彼女たちのようにマメに取り組むのは難しいと感じる人もいるかもしれませんが、目標を明確化することや定例で行うこと、モチベーションを保つことに重点を置くこと、使い過ぎたらすぐにリカバリーできる体制を整えることは非常に重要ですよね。マネできるところからぜひマネしてみてくださいね。