悪材料続きの株式市場、チャートに見るいくつかの良い兆しとは?

■2019年6月16日 テクニカル分析



悪材料続きの株式市場、チャートに見るいくつかの良い兆しとは?

■2週間ぶりに終値ベースで21,000円台を回復



2019年6月14日の日経平均株価の終値は、前日より84円89銭高の21,116円89銭となりました。小幅ながら3日ぶりの反発です。ただし、12日、13日の下げはそれぞれ100円以下で値動きはわずかでした。



週初10日は、前週末に米株式相場が上昇したことなどを受けて、窓をあけて21,000円超えで寄り付き、そのまま終値も21,134円となりました。終値が21,000円を超えたのは5月29日以来、約2週間ぶりです。米株上昇の背景には、米トランプ政権がメキシコに対する関税発動を見送ったことで投資家の間に安心感が広がったことがあります。



今週以降の動きはどうなるでしょうか。メキシコとの摩擦のリスクは後退したものの、米国と中国との間の貿易摩擦は長引きそうです。さらに懸念されるのは、実際に中国景気の減速感が高まっていることです。14日に中国国家統計局が発表した5月の工業生産高や1~5月の固定資産投資は市場の予想を下回りました。これを受けて14日の米株式相場は反落し、ダウ工業株30種平均は前日比17ドル16セント安の26,089ドル61セントとなっています。



今週注目されるイベントは18日、19日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)です。今回のFOMCでは政策金利は据え置かれる見通しです。ただし市場では利下げへの期待感が高まっており米株もそれによって上昇しています。パウエルFRB議場の記者会見でも早期の利下げを示唆するのではないかと予想されていますが、すでに織り込み済みとの見方もあり、コメントの内容が市場の期待を裏切るような結果になれば失望売りになる可能性もあります。


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