女性にとって出産は、文字どおり命がけの大仕事。来る日のために妊娠中から心の準備をしていたとしても、いざ陣痛が始まると、思いがけない言動をとってしまったり、予想外の苦労をしたりする方もいるようです。



そこで今回は、様々なハプニングや苦労とともに妊娠出産を乗り越えたママたちの経験談をご紹介します。



■あまりの陣痛の痛みに錯乱!?夫や姑にトンデモナイ言葉を…



どれだけ覚悟をしていても、やはり陣痛は痛かった…。痛みのあまり我を忘れて、周囲の夫や親戚にまさかの言動をとってしまう人もいるようです。



・「陣痛に耐える私を見かねて、優しく腰をさすってくれた夫。でも肝心のさすっている場所がズレていて、余裕のない私は『全然違う!この役立たず!』と怒鳴りつけてしまいました。あとから謝りましたが、なにせこっちも必死だったので…」



・「あまりの痛みにパニックになって、目の前にいた夫に『そもそもどうしてあなたとの子供が欲しいなんて思っちゃったんだろう』『別にそこまであなたを愛していたわけじゃないのに』なんて言ってしまいました。

今思えばヒドイ言い様で、きっと夫も傷ついたでしょうね…」



・日頃から、嫌味っぽい姑に対して我慢しているところがありました。いざお産、というときにその姑の顔を見たら、思わず口から『またいつもみたいにグチグチと嫌味を言いに来たんですか?今は聞く余裕がないので、あとにしてもらえます?』と出ていたそうで…“出ていたそう”なんてとぼけて忘れたフリをしているだけで、本当は、言ってやったぞ!とバッチリ覚えているんですけどね」



必死になるあまり、普段だったら決して口にしないようなことを言ってしまったり、声を荒げてしまったり、ということもあるようです。立ち合い出産を予定している人は、あらかじめ「私が何を言っても驚かないで、許してね」と伝えておいたほうがいいのかもしれませんね。



■陣痛だけじゃなかった!妊娠中、産後の“痒み”による苦労話



「陣痛はやっぱり痛かった」「つわりが重くてしんどかった」という声はよく聞かれますが、なかにはそれ以外の症状に悩まされる人もいるようです。なかでも“痒み”は、人によっては痛みよりも辛い、ということも。



・「陣痛や出産自体の痛みより何より辛かったのが“痒み”です。

妊娠6カ月あたりから急におへそ周りが痒くなってきて、どんどん範囲も拡がっていきました。病院で処方された薬を使っても痒みは強まるばかりで、けれどこれも出産までの辛抱だと信じてひたすらに耐えていました。」



この方はホルモンの影響が原因だと診断されたそうですが、出産したら治まる、と言われていた痒みに、なんと産後も悩まされることになるのです。



「ようやく出産を迎えて、痒みからも解放される!と喜んでいたのに、今度は出過ぎた母乳のせいで母乳パットが蒸れてしまい、かぶれによる痒みが出てしまったんです。こちらは産後3カ月頃には治まりましたが、まさか陣痛でもつわりでもなく、痒みでここまで苦労するとは…」



■まとめ



妊娠出産によって体に起きる変化は人それぞれで、今回のように予想外の症状に悩まされるケースもあるようです。また、出産のときには、人格すらも変わってしまうのでは!?という痛みのあまり、思いもよらぬ言動をとってしまうことも。とはいえ、些細な(?)言葉なんて、ひとつの命が生まれる瞬間の感動に比べたら、あっという間に忘れてしまうはず。



妊娠中から出産のそのときまで、ママたちが様々な苦労を乗り越えてきたからこそ、かわいい赤ちゃんとの対面が叶うのです。