自分勝手で無理のある要求をするモンスターペアレンツ、いわゆるモンペ。「ドラマや小説の中だけの話だろう」と思っている方もいるかもしれませんが、彼らは現実にも存在しています。



そこで今回は、幼稚園で実際にモンスターペアレンツに遭遇したママたちの目撃談を聞いてみました!果たして、彼らにはどのような言動がみられるのでしょうか。



■他の保護者に当たるママたち



まずは、周囲のママに敵対心をもつケースです。このようなママたちの標的にされると、通園が辛くなってしまうかもそれません。



・「息子が友達と些細なケンカをしたときのこと。その場にいた先生は『たいしたことのない争いでした。お互い様です』といっていたのに、向こうの親が『あの子が一方的に攻撃してきた』と文句を並べていました。

先生が対応してくれたものの、かなり怒っていたようです」



・「入園の倍率が高い園に通わせているのですが、一部のママが『あの子は年中から入園しているから、私たちより簡単に入ってきた』とネチネチいっています。ときには、標的のママにあえて冷たく接することも…。たしかに年少からの入園に比べると倍率は下がるけど、お互い入園したのなら恨まなくていいのでは?」



■こちらに悪影響を及ぼすママたち



続いては、悪意はないものの、こちらにまで悪影響を与えるタイプのママが登場します。「この人は厄介そうだ」と気が付くのが遅れると、取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともあるようです。



・「幼稚園で初めて仲良くなったママが、独占欲むき出しのタイプでした。出会った頃は仲のいいママ友ができて喜んでいたのですが、徐々に向こうの様子に変化が。

私がほかのママと話していると、『この人と一番仲がいいのは私よ』と言いたげな態度をとってくるんです。そのせいで、他のママ友とは距離を置かれてしまいました」



・「親しくなったママ友が、園に文句をいいまくるモンスターペアレンツでした。先生にクレームを入れたあと、私に『あなたもそう思うでしょ?』と話をふってくるんです。おかげで、私まで要注意人物扱いをされてしまいました」



■「叱らない子育て」を貫くママたち



最後にご紹介するのは、最近増えている「叱らない子育て」を実践しているママのエピソードです。子育ての方針は家庭によって違うとはいえ、周囲に迷惑をかけている人も少なくありません。その一部始終をみてみましょう。



・「叱らない子育てを取り入れているママ友は、どんなときも子どもを注意しません。たとえ子どもがおもちゃを1人占めしていても、友達を叩いても笑っているだけ。こういったシーンでは、ちゃんと親が叱ってほしい!」



・「保護者懇談会のとき、叱らない子育てをしているママが『うちの子を叱らないで』と園に依頼していました。『デリケートな性格だから』と説明していましたが、その子の実際の性格は超ワガママ。周りの子にも手を出しています。これ以来、私は叱らない育児に反対するようになりました」



■まとめ



これから子どもが入園する予定の方は、少し不安になってしまったかもしれませんね。

とはいえ、すべてのママがモンスターペアレンツというわけではありません。「この人となら仲良くしたいな」と思える人とだけ付き合えばいいのです。



また、最近では「モンスターペアレンツには高圧的な態度で対応しよう」としている幼稚園も少なくありません。その結果、一般的な要求すらいいにくいと感じるママもいるようです。



厄介なママ友に気を付けるだけでなく、園に対しても配慮しなければならない…。このようなママたちの負担を減らすためにも、まずは保護者と園の関係が平等になる必要があるでしょう。