大切な主人のご両親ですし、愛する我が子のおじいちゃんにおばあちゃん。仲良くしたい気持ちはあるけれど、言われることに無理がある!そんな悩みをもっているママさんも多いのではないでしょうか。
今回は、そんな悩めるお嫁さんのエピソードも交えて、嫁ハラに対してどのように対処していけば良いか、検証していきます。
■仕事に口を出されてモヤモヤ…
「義父母の希望で、結婚後は夫実家から車で5分も掛からない場所に住んでいました。姑とも良好な関係だったので、子どもが産まれてからも仕事を続けて行けると思っていたんです。ですが、実際に子どもを産んだら『3歳まではお母さんが側にいた方が良いのに…』と言って、私が仕事に復帰するのは歓迎していない様子でした。
近くに住んでいながらも子どもを義実家に預けることなく、頑張って仕事を続けていました。
“女性は仕事よりも子育てを優先するのが当然!だってお母さんだから!”このように考える高齢の方は、まだ数多く存在します。これから掛かる養育費や家族で過ごすプライベート時間の充実も考え、仕事も育児も頑張ろうとしているお嫁さんの立場としては、いつまでもモヤモヤが残る問題です。
■家事に口を出されてモヤモヤ…
「主人は一人っ子だからか、ともかく母親は手を掛けてきたようです。だからって、それを私にまで押し付けるのは、本当に困ります。先日、義実家でカニを食べるからとお呼ばれしました。
主婦として家事を切り盛りしてきた歳月の長さから、絶対的な自信で家事に口を出してくる義母の方は多いようです。ですが、家事のルールは家庭ごとで違うということを分かって頂きたいですね。生活スタイルが違えば、当然家事の利便性や重視する効率も異なります。いくら我が子だからとは言え、結婚したからには異なるひとつの家庭です。
■育児に口を出されてモヤモヤ…
「子供が産まれ、義実家にとっては初孫でした。私にとっても初めての子育てで、右も左も分からないながらも、楽しんで子育てをしていました。退院後、ほどなくしてからお祝いに駆けつけてくれた義父母。ありがたいと思っていたんですが、子どもが泣くから私が抱っこしようとすると『抱き癖がつくから』と言って止めるんです。
『今はいっぱい抱っこして、愛情をかけて下さいって助産師さんからも言われてるんですよ~』と言いましたが、義父母はどうも納得していない様子。
でも、自分達が抱っこしたら離さないんです。その後も、口にチューしようとしたり、おむつは布おむつにした方が良いと言ったり。産後の疲れた体に、さらに疲労がたまったような気がしました。」
昔と今では育児の方法が違うのは、育児あるあるです。それでも、我が子を元気に育てた自負から、あーだこーだとアドバイスしてくる義父母達は絶えません。実父母ならビシッと言い返せるところも、義父母だとなかなか言い出せないお嫁さんもいて、悩みの種となっています。
■適度な距離感のあるお付き合いを
義父母との関係が悪化すると、夫婦間に溝ができる原因にもなりかねません。できれば良い関係を築きたいものですが、そのためにはお互いの歩み寄りが大切です。その相手が義父母となると「お互いに歩み寄りましょう」なんて言い難いですよね。そんな時には、適度な距離感を持ったお付き合いをしていくのが良いでしょう。
義父母の言うことは、ポイントだけ抑えて聞き流すというテクニックも、時には必要です。全てを真剣に真に受けること無く、ポイントを抑えてやり過ごすしていくのも、良好な関係を長く続けていくために大切だと言えるのではないでしょうか。