働く女性が増加している中、夫への不満を抱えながら毎日忙しく暮らしている女性も増えてきているようです。働きながら家事をし、子育てをし、さらに介護や夫の世話を引き受けている女性たちには全く頭が上がりませんが、彼女たちはどのような不満を抱いているのでしょうか。



今回は、仕事をしながら家事や育児をする女性4人に、夫への不満を聞いてみました。



■「自分に家事はできない」と何もやらない夫



ある銀行で働くAさん。職場が女性のサポートに力を入れているため、育休明けの復職も非常にスムーズだったと言います。



職場では時短勤務で、子どもを保育園に送り届けて8時40分に出社、16時過ぎに退社します。職場に子どもを産んだ女性が多く、周りのサポートも手厚いため、いまの職場にありがたみを感じながら働いていると言います。



しかし、Aさんが悩むのは夫との家事や育児の負担について。

Aさんの夫はメーカーの経理職。繁忙期を除いて、比較的早く帰れていると言います。



「旦那が帰宅するのは19時頃。その頃はちょうど子どもにご飯を食べさせていたり、お風呂に入れたりとバタバタしているとき。それなのに、それを手伝うことなく自分のペースで生活しようとする」のだとか。



「子どもにご飯を食べさせるようお願いしても、5分もたたないうちに『ママがいいって』とヘラヘラ。

あなたのご飯を温めているのに、その間くらい自分の子どもにご飯をあげることもできないの?とイライラしてしまう」と怒りを爆発させます。



このように、奥さんが懸命に働いているのに「料理なんてできない」「子どもの相手なんて無理」などと言い、「自分はできない」と何もやらない人は多いのではないでしょうか。「できない」と決めつけるのではなく、まずはやってみてほしいものです。



■浮気に使うお金が無駄



IT企業の広報として働くBさん。非常に華やかで明るく、一緒にいるとこちらも笑顔になるようなBさんですが、夫の浮気に不満があるのだそう。



「旦那は一応社長という立場ではあるので、浮気の一つや二つくらいは見逃そうと思っていた。

もう浮気なんてどうでもいいし、いちいち嘆く気にもならないけれど、浮気で使うお金がもったいない」と語気を強めます。



夫はBさんより15歳ほど年下の女性にかなり入れ込んでいるらしく、最近では隠そうともしないのだそう。



「どうせ自分が社長だからとタカをくくっているのだろうけれど、いつ潰れてもおかしくない従業員5人ほどの本当に小さな会社。従業員の方々にきちんとお給料をお支払いしていかないといけないのに浮気で無駄遣いしないでほしい」と言います。



また、「本当は子どものために使うお金なのに、と思うと悔しくてたまらない」とも語ってくれました。



Bさんにもそれなりの収入があり、実家も遠くないため今は証拠を集めているところだと言います。

相手の女性も実家が裕福な家らしく、訴えてしっかりお金を取る予定だと話してくれました。



■「時間がもったいない」が理由の無駄遣い



証券会社で働くCさんは、夫のお金の使い方に不満があると言います。



「ちょっとした距離でもタクシーを使うとか、自宅で勤務するときには出前を取るとか、何でも贅沢するクセがついている」とのこと。Cさんの夫はベンチャー企業で役員をしており、お子さんは4歳。現在Cさんは時短勤務で働いているとのことです。



「まだ小さい規模とはいえ、会社役員をしているから周りの人に多少ちやほやされるのかもしれない。

けれど、家に帰ったらただの夫だし、ただの男。社会的地位は自宅では関係ない。よく旦那は『時間がもったいない』と言うけれど、あなたの時間はどれだけ価値があるの?と思う」と話します。



確かに、自宅では社会的地位は関係ありません。そのことを考えない夫のふるまいに、イライラすると言うのです。



「自宅に戻れば、何もしない旦那よりも家事と育児を担う私の時間のほうがずっと価値があると思う。

自宅に帰った旦那は何もしない。よって、旦那の時間は価値がない」とバッサリ。



また、「旦那の稼ぎもそれほどいいわけではなく、いまは私が時短勤務だから収入は私のほうが低いけれど本格的に仕事をしたらすぐに上回れるような金額。それなのに『時間がもったいない』『時は金なり』と、しょうもないことにお金を使う神経がわからない」と憤慨します。



お金がすべてとは言わないまでも、何らかの形で家庭に貢献しないと、自宅でだらだら過ごす態度は厳しい目で見られます。Cさんの場合は収入面でもCさんがその気になれば優位に立てる立場のため、余計に不満がたまるのかもしれませんね。



■「出張先で風俗遊び」の出費に不服



医療メーカーで働くDさんの夫は医師で、夫婦の仲は悪くなく、子どもは6歳。しかし、一つだけ不満があると言います。



それは、「学会で地方に行ったときに風俗で遊んでくる。第二子も授かり、これからもっとお金がかかるというときに旦那はのんきだなあと思う」と不満を漏らします。



「ストレスの多い仕事だし、風俗くらいとも思うけれど、たがが外れるのかとんでもない金額を使い込んでくる。正直に話してくれるだけいいけれど、もう少し加減を考えてと思う」とのこと。



旦那さんが話してくれるのは、きっとDさんが責めないからでしょう。その点においてはある意味良好な夫婦関係が築けていると思うと話すDさんですが、やはり風俗での浪費癖には辟易としているそうです。



■まとめ



妻から夫への不満がいろいろと飛び出しました。まだまだ不満を言い始めるとキリがないと、みんながみんな言っていましたが、一度は夫婦としてお互い添い遂げようと思った者同士。少しずつ不満を解消していけるといいですね。