同じスコティッシュフォールドなのに見た目だけでなく、性格もとにかく真逆。でも、そんな違いが愛おしい。
今回は2匹の性格の違いや、飼い主さんしか知らない魅力を赤裸々に語っていただきました!
■見た目も性格も真逆な「ラキハピコンビ」
ペットショップで一目ぼれし、お迎えしたというラッキーちゃんとハッピーちゃんはスコティッシュフォールドらしい丸いフォルムでRieさんを魅了。「まるでぬいぐるみかと思うほどまん丸で、とにかく癒されます。」
家族の一員になった2匹は同じ猫種なのに、驚くほど性格が真逆。ラッキーちゃんは自由気ままで喜怒哀楽が激しいものの、所作が上品。
対してハッピーちゃんは、まるで犬のように従順ですが、やんちゃでちょっぴり雑な一面も見せるのだとか。
口にするだけで幸せな気持ちになれそうな2匹の名前には、意外な由来があります。
先におうちに迎えたラッキーちゃんと、ハッピーを慣らす時は両者ともにストレスを感じにくい環境を整えることに専念。ハッピーちゃんにはしばらくケージで過ごしてもらい、他猫がいるという新しい環境にラッキーちゃんが慣れられるよう、工夫しました。
「ハッピーをケージから出した後は、とにかくラッキーに不安を与えないよう、近づけすぎないようにしていました。嫉妬しないように、すべてをラッキー優先にもしていましたね。」
■たとえ仲が悪くても快適に暮らせるような工夫を
しかし、年齢差があったためか、そうした配慮をしても2匹が仲良くなることは難しく、現在は適度な距離感を保ちつつ生活をしているのだそう。
時には、遊びたい盛りのハッピーちゃんがラッキーちゃんにちょっかいをかけることがあるので、Rieさんは自ら遊びの相手をし、双方が快適に過ごせるよう配慮しています。
「正直、2匹の仲はそれほど良くありません。だからこそ、まずはラッキーの場所を大切にし、安心できる環境づくりをしています。そしてハッピーには、ラッキーに受け入れられなくて寂しいと感じさせないよう、フォローしています。幸い、ハッピーは今のところ、毎日のようにラッキーに近づいて距離を縮めようとしているので、安心です。2匹を平等にかわいがることが大切だと思っていますね。」
ちなみに、ラッキーちゃんはRieさん(@Rie_h_( https://twitter.com/Rie_h_/media ))のご主人が大好き。
■2匹と出会えた私は宇宙一の幸せ者
ありのままの姿を見せ、Rieさんの心を鷲掴みにしているラッキーちゃんとハッピーちゃん。2匹には一緒に暮らしているRieさんしか知らないかわいい一面もあります。
例えば、ラッキーちゃんは以前、毎晩ベッドに乗ってきてゴロゴロ言いながら、就寝後のRieさんたちの上を歩き回り、最終的には枕元で寝転がっていたそう。「今はもうしませんが、本当にかわいかったです。」
一方、ハッピーちゃんはボールを投げたり紐で遊んだりしている時に全力で走りすぎ、壁に突っ込んでいくことが。「何も考えず、ただただ楽しくて追いかける様子は小さな子どものようで微笑ましいです。」
異なるかわいさを感じさせる2匹には、コミカルなギャップも。
対して、ラッキーちゃんは食べ物のことになると目の色が変わるグルメにゃん。
「高齢猫用のご飯を食べているラッキーは貰えないと分かっていても、いつもハッピーが食べているご飯を欲しがります。斜め後ろから食べ終わるのをじーっと見ているのが、なんともユニークです。」
現在17歳のラッキーちゃんは足腰がだんだん弱くなってきているため、Rieさんは体に負担がかからないような配慮も取り入れているよう。ソファーに乗りたい時は段ボールで作った階段を使ってもらったり、一緒に遊ぶ時は興奮させすぎないように気を付けたりしているのだとか。
2匹と出会えた私は、宇宙一の幸せ者。出会ってくれて、本当にありがとうと言いたい。
【取材協力】Rieさん(@Rie_h_( https://twitter.com/Rie_h_/media ))