新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のために「おうち時間」が増え、おのずとスマホやパソコンの使用時間が増えているという方もいるのではないでしょうか。中でも、つい気が付くと長時間利用してしまいがちなのはSNSかもしれません。



今年4月に、マーケティング活動支援を展開しているアライドアーキテクツ株式会社が行った「新型コロナウイルス感染症拡大に伴うSNS利用実態調査」によると、新型コロナウイルスの拡大以降にSNS利用時間が「すごく増えた」または「増えた」と回答した人は、全体の34.5%でした。つまり、約3人に1人はSNS利用時間の増加を実感しているようです。



そこで本記事では、SNSとの付き合い方の参考としてお金持ちのSNS利用法に焦点を当て、その共通点を探っていきたいと思います。みなさん自身のSNSとの付き合い方を振り返りながら読んでみてくださいね。



■お金持ちのSNS利用法



それでは、一般的にお金に恵まれているとされる方のSNS利用法の3つの特徴を見ていきましょう。



①費用対効果を考えて利用する

1つめは、費用対効果を考えてSNSを利用していることです。普段何気なくSNSを利用していると、タイムラインを追い返信をしたり、また自分で投稿したりと、自分が思っていた以上にダラダラと長時間SNSを使用していた…なんて経験がある方も少なくないでしょう。



SNSを利用するときは「自分がSNSに費やした時間に対して、どれくらい得るものがあったか」という費用対効果の視点を意識することが大切です。「楽しむためにSNSを利用しているのに、費用対効果なんて…」という声も聞こえてきそうですが、間違ったSNSの使い方は時間の浪費やストレスにも繋がりかねません。



利用する時間をあらかじめ決めておく、疲労やストレスを感じたり、自分にとってSNS利用の有益性が少ないと感じたら、一時的にSNSから離れるといったような具体的な行動が、ときには必要になってきます。



少し前にはなりますが、株式会社スタートトゥデイの前澤友作社長も、2019年2月7日に以下のようなツイートをして話題になりました。



『本業に集中します。チャレンジは続きます。

必ず結果を出します。しばらくツイッターはお休みさせてください』
(引用元:前澤友作氏ツイッター)



SNSを有効に活用していると言われているお金持ちでも、ときにはSNSから完全に離れて、ビジネスや趣味、自己投資に専念する時間を確保することが、継続的なスキルアップのために不可欠ということなのでしょう。



②SNSの利用目的が明確

2つめは、明確な目的を持ってSNSを利用しているということです。みなさんの中にはスキマ時間があると、ついTwitterやインスタグラムなどのSNSアプリを開くことがクセになっているという方はいませんか?



一方で、お金持ちは何よりも「時間」を大切に考えている傾向にあります。ですので、SNSを利用するときには、以下のような何らかの目的を持っていることが多いものです。



  • 新しい分野の情報を集めたい
  • 共通の興味を持っている人たちを集客したい
  • 時事ネタについて世間の反応が知りたい
  • 専門分野の情報を発信したい

最近、新型コロナウイルスに関連した様々な情報をSNSで発信し話題になっているソフトバンクグループ株式会社の孫正義会長兼社長や、Twitterでは350万以上※のフォロワーを持ち、有料メルマガ等の多様なビジネスを展開している堀江貴文氏なども、明確な意図を持ってSNSを利用しているお金持ちと言えるでしょう(※2020年8月初旬現在)。



③知名度・認知度を上げるために利用する

3つめは、知名度や認知度を上げるために利用するというものです。

SNSは非常に多くの方が利用しており投稿が多くの目に触れやすいので、知名度を上げるためには最適なツールとも言えます。特に、経営者や芸能人に多いSNSとの付き合い方です。



こちらも前澤友作氏の例になりますが、2019年大晦日に以下のようなツイートをし、テレビなどにも取り上げられるほど大きな話題を呼びました。



『【総額10億円】#前澤お年玉 100万円を1000人にプレゼントします!
100万円で皆さまの人生がよりハッピーになりますように。
応募方法は僕のフォローとこのツイートのリツイート。締切は1月7日23:59まで。


(引用元:前澤友作氏ツイッター)



この企画に参加するには、上記の前澤氏のツイートをリツイートする必要があるため、ネット上ではものすごい拡散力を発揮しました(2020年8月初旬現在、こちらのツイートは382.9万回リツイートされています)。このように、お金を複数人にプレゼントするという大胆な行為は、大きな宣伝効果と認知度アップに貢献したことは言うまでもありません。



また、応募参加にあたっては前澤氏のツイッターアカウントのフォローも必須であったため、多くの人のタイムラインに彼のツイートが流れることになり、さらに多くの方が彼を意識するようになります。このように、お金持ちは無料のSNSの利点をフル活用し、プロモーションや知名度などの向上に上手に繋げていることがわかりますね。



■まとめ



本記事では、お金持ちのSNSとの付き合い方についてご紹介してきました。費用対効果や利用目的、知名度アップなど、すべてに共通するのは「いかに自分の時間を大切にしているか」ということではないでしょうか。



新型コロナウイルスの影響で、まだまだ長引きそうな「おうち時間」。お金持ちのSNSの使い方を参考に、自分のSNS利用法を見直してみるのも良いかもしれませんね。



【参考】「新型コロナウイルス感染症拡大に伴うSNS利用実態調査( https://service.aainc.co.jp/product/echoes/voices/0028 )」(アライドアーキテクツ株式会社調べ)