新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、私たちの多くにとって、お金や仕事に対する考え方を大きく変える出来事となりました。これは若い世代にも当てはまるようです。



若者たちはこれからのお金や投資をどう考えているのでしょうか。早期に投資を始めることのメリットや、投資のちょっとしたコツなどもお伝えしていきます。



■若い世代は将来に不安を持っている



合同会社ブロミスタと株式会社ARUYOが共同で行った「COVID-19(新型コロナウイルス)による投資意欲に対する意識変化に関する調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000049766.html )」では、20代の男女300人にアンケートを行いました。『新型コロナウイルス流行後でお金の心配が増えましたか』という設問には、「そう思う」と回答したのは44%、「すごくそう思う」と回答したのは34%になり、合計では約80%の若者がお金の心配をしている結果になりました。



若者は健康面ではCOVID-19の影響が比較的少ないといわれているものの、経済的な面では大きな不安を抱えていることが分かります。



一方で、『現在、投資をしていますか』という設問では「している」「していない」、それぞれが50%という結果に。

2人に1人は投資をしていることも分かりました。収入減や雇用への不安などを憂う声が多いなか、若い世代の多くが何らかの投資を行っていることは、興味深いですね。では、若い世代から投資を始めることのメリットとは何でしょうか?



■投資はなぜ早く始めた方がよいのか?



「投資はお金がある程度貯まってから」、と考えている方も多いかもしれませんね。でも実は、早めに、できれば20代前半から始めた方が有利なのです。



新社会人の場合、65歳を一つの区切りと考えると 約40年間、投資に時間を充てられることになります。ゴールまでの期間が長いので、高いリスクを取って短期的な利益を求める必要はなく、リスクの低い商品を選ぶことができるでしょう。


また、長期間の投資は複利効果も大きくなります。複利効果とは投資の利益や配当をそのまま再投資することで、元本が増えていく効果のことです。



昔は銀行預金でもある程度の複利効果ありました。現在の普通預金、定期預金の金利は雀の涙。複利効果を期待するのであれば、預貯金だけではなく、長期の投資を視野に入れた方がよいかもしれませんね。



■自分にニンジンをぶら下げてみる



若い人はまだ給料も低いため、投資のためにまとまったお金を用意するのは難しいかもしれません。

そもそも「余裕資金で行う」のが投資の基本。仮になくなったとしても生活に支障をきたさない金額で投資を始めたいところです。



・・・と考えると、毎月1~2万円の資金での投資スタートであれば現実的かもしれませんね。少額で低リスクの投資を検討したとき、上位の候補に挙がるのは投資信託でしょう。



投資信託には、「分散投資のバランス」や「手数料不要」をウリにするものや、「分配金再投資」によって複利効果が期待しやすいものなど、さまざまな商品があります。いずれも、投資・運用ののプロが選んだものですので、はじめて投資する人にもハードルが低め商品が多いといえるでしょう。



スタート時点から40年後を見据えて投資するのに越したことはありません。ですが、最初のうちは「毎月1万円を投資して元本が○万円に達したら」解約し、それを自分の「お楽しみ」のために使う計画を立てる、というやり方でもよいかもしれませんね。



海外旅行や、高価なインテリア、など、積み立て投資のモチベーションに繋がり、かつ手の届きやすい目標を定めるのです。



目の前に「ニンジン」をぶら下げることで、「期限・目標・ルールを決めて投資に臨む」という最も大切な姿勢が身に付きます。



40年継続を目指しても、ゴールが遠すぎて実感がわきづらいかもしれません。でも、20カ月なら現実的な目標としては妥当な期間でしょう。

「お楽しみ」のために積み立てをしながら投資経験が積めるので一石二鳥でもあります。



■さいごに



若者が持つ、もっとも圧倒的なアドバンテージの一つは、「人生に長い時間が残されていること」でしょう。(そう言われても、自分自身ではピンとこないかもしれませんね。)



このアドバンテージを生かし、早いタイミングで投資の経験を積んでいくことは大いに検討に値します。無理のない範囲で投資できる商品からスタートを検討されることをオススメします。



【参考】
「COVID-19(新型コロナウイルス)による投資意欲に対する意識変化に関する調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000049766.html )」合同会社ブロミスタ・株式会社ARUYO PR TIMES