テレビやネットで「住みたい街ランキング( https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/shutoken/ )」が話題になっていたのをご存じでしょうか。買って住みたい街ランキング1位が「勝どき」、借りて住みたい街ランキング1位が「本厚木」でした。
マイホーム購入を夢に掲げている方も少なくありません。しかし、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で将来の見通しが立たないので、住宅ローンが支払えなくならないか心配だ…」というケースもあります。
そこで今回はGOEN株式会社が調査した「マイホームの購入( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000057383.html )」を参考にし、マイホームを購入するにあたって知っておきたいことをみていきましょう。
なお、今回の調査対象は、地方在住の20代~40代のマイホーム購入を検討している既婚男女とマイホームを購入した既婚男女の合計1,128人です。
■マイホーム購入前に「貯金」「資金計画の作成」が必要
まず、「実際にマイホームを購入した際に大変だったこと(複数回答可)」を聞いてみました。結果は、以下のとおりです。
1位:住みたい場所の土地探し(25.8%)
2位:必要書類の収集・作成(19.6%)
3位:住宅ローンの審査(19.4%)
4位:パートナーとの意見のすり合わせ(18.2%)
5位:頭金の準備(16.6%)
マイホームはそう何度も買うものではなく、老後までずっと住む家というイメージを持っている方も少なくありません。年齢を重ねてライフスタイルが変わっても、住み心地のよい土地は探すのが難しいようですね。
また、「マイホームの購入前に準備しておいたほうがよいと思うものを教えてください(上位3つを選択)」という質問には、7割以上が「貯金」と答えました。先ほどの質問である、大変だったこと5位の「頭金の準備」とも関係してきます。
そして、「貯金(71.1%)」に続いたのは「資金計画の作成(53.0%)」です。自営業の40代男性は「資金計画を綿密に立てていなかったせいで、住宅ローンの返済に苦しんでいます」と回答しました。
■コロナ禍で2.5%が「住宅ローンを支払えなくなった」
さて、なかには新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響をもろに受けた方もいるはずです。住宅ローンの支払い状況について質問したところ、20人に1人は「支払えなくなった」あるいは「銀行と相談して一定期間は減額してもらっている」と回答しました。
休業や閉業を余儀なくされた飲食店や観光業もあるため、その結果も納得せざるを得ません。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、いつまで続くかわからず、大変苦しい状況だといえます。
■3人に1人が住みたい場所が決まらない
お金以外の悩みの種は、「住みたい場所が決まらない」というものです。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、単純な収入減少だけでなく、今後の働き方に関する価値観も揺るがしているのではないでしょうか。
職場に近いほうが毎日の通勤が便利ですが、テレワークが進むならさほど気にならなくなるでしょう。より広い家を求めて郊外を選ぶ人が増えてきても不思議ではありません。
■マイホーム購入にはとにかく「貯金」が大切
最後に、マイホーム購入のために必要な準備について質問しました。圧倒的だったのが「貯金(72.4%)」です。
マイホーム購入後に気づいた失敗エピソードとして「隣の家の間取りを考えて設計すればよかったです」「近隣住民の様子を把握しておくべきでした」というのがありました。
住んでみないとわからないこともありますが、住みたい地域の候補が見つかったら、朝や夜など時間帯を変えて雰囲気を確かめたり、ネットで周辺地域の情報をチェックしたりするとよさそうですね。
コロナ禍で動きにくくなったとはいえ、ネット検索なら問題ないでしょう。情報を精査しながら、判断していきたいですね。
■おわりに
今回は、マイホーム購入に関する情報をまとめてみました。
公共交通機関へのアクセスのよさやスーパーや学校などの利便性は調べればわかることだと思われるかもしれませんが、道路の狭さや交通量の多さなど、考慮しきれないことも多くあります。ある程度検討をつけたうえで、実際に足を運んでみるのが一番ではないでしょうか。
参考資料
- 「マイホームの購入に関する調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000057383.html )」GOEN株式会社
- 「2021年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング( https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/shutoken/ )」株式会社 LIFULL