GWも終わり、梅雨が明ければ暑い夏がやってきます。暑くなると気になるのが冷房による電気代。

まだまだ収束が見えないコロナ禍では、今年もステイホームで夏の電気代や食費がかさむことも予想されます。



電気代だけでなく、夏休みに入ると子どもたちの昼食や冷たい飲み物などの食費、レジャーのための出費などもかさみます。去年に引き続き今年もステイホームになれば、家で気晴らしをするためのグッズにお金が出て行くこともあるかもしれません。



そんな夏に向けて今からできる節約法を3つ、ご紹介します。



■エアコン周りの掃除や買い替え



気候の良い今の時期だからこそやっておきたいのが、エアコンの掃除です。まずはフィルターの掃除。



環境省によると、エアコンフィルターをきれいに掃除することで、冷房時には約4%、暖房時には約6%の消費電力が節約できるとされています。



フィルターが目詰まりしていると消費電力がかさんでしまうので、エアコンを使い始める前にきれいにしておくといいですね。また、毎日のように使う時期には月に1~2回程度掃除をしましょう。



もう一つ気をつけたいのが室外機。室外機の吹き出し口の周りに物を置くと、エアコンの効率が落ちて余計な電力を使ってしまうことになります。夏になってからでは暑くて大変なので、気候の良いこの時期に室外機周辺の整理整頓をしておくといいでしょう。



エアコンを購入して10年以上経過している場合は、買い替えも検討を。10年前のエアコンを新しいものに買い替えると、6畳向けで年間945円、10畳向けで年間2,457円の節約になると試算されています。



気象庁の6~8月の予想では、今年の夏も気温は平年並みか平年より高いとされています※。屋内での熱中症予防のためにも新しいエアコンを購入し、電気代の節約を図るのも一つかもしれません。



※2021年2月24日発表、4月23日時点で予想に変更はないとしている。



■”おうち時間”を快適にする緑のカーテン作り



電気代の節約、さらに気分転換としてもおすすめなのが緑のカーテン作りです。



緑のカーテンがあれば植物が太陽光を遮ってくれるので、夏の強い日差しによる熱を抑えてくれます。また、普通のカーテンとは違い、葉っぱから水分が蒸散し、周囲の温度を下げてくれる効果もあります。



ステイホームでなかなか外に出られないコロナ禍でも、自宅の窓に緑のカーテンがあれば、良いリフレッシュに。緑のカーテンを眺めながら夏を感じたり、一休みするのも良い気分転換になります。



緑のカーテンに向いている植物は、ゴーヤやヘチマ、ひょうたん、朝顔など。野菜なら収穫も楽しめるので一石二鳥です。

子どもたちと緑のカーテンを育てたり、育てた野菜で料理を楽しむのもいいですね。



■初心者でも育てやすい夏野菜を作る



きゅうりやトマト、ナスなどの夏野菜は、旬になれば安くはなりますが消費も早いもの。夏野菜が育つのは気候の良い時期なので、家庭菜園でも栽培しやすく初心者にも向いています。



何を育てるかは、それぞれの家庭の好みに合わせて考えましょう。たとえば、「子どもが苦手で主に大人だけが食べるピーマンやナスを栽培する」「出番の少ないシソは買わずに家で栽培する」というだけでも食費が浮きます。逆に「消費が多いトマトやミニトマトを栽培して節約」というのもアリです。



庭がないマンションなどでも、プランターでミニトマト、ピーマン、枝豆、きゅうり、おくら、なす、シソといった野菜を育てられます。水不足や病害虫に注意するのがポイントです。



気候の良い今、夏に向けてできる節約対策は色々あります。緊急事態宣言が出ていて遠出ができない週末に、家族で楽しみながら試してみてくださいね。



参考資料

  • 家庭でできる節電アクション( https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/home/saving03.html )(環境省)(気象庁)
  • 10年前の古いエアコン、電気代は買い替えたほうがおトクになる?( https://enechange.jp/articles/cost-air-conditioner )(ENECHANGE株式会社)
  • 季節予報( https://www.jma.go.jp/bosai/season/#term=season )(気象庁)