食品ロスを減らす画期的素材を日本の化学企業が独占する理由

■「もったいない」の国の技術とは?



食品ロスを減らす画期的素材を日本の化学企業が独占する理由

賞味期限を過ぎた食品のロス(廃棄)は世界で年間13億トンに上り、日本でも同621万トン(2014年度)と言われています。



こうした食品ロスは賞味期限が延長できれば減らせるはずです。ここで決め手になるのが酸素を通さない食品フィルムの普及ですが、この素材を製造しているのは世界でも日本の化学会社2社だけと言われています。今回は、その有望性について見ていきたいと思います。



■賞味期限の延長宣言



7月19日付の日本経済新聞電子版によると、まだ食べられるものの賞味期限が過ぎているために捨てられる食品ロスは世界で年間13億トン、日本でも同621万トン(2014年度)に達しているそうです。これらは廃棄処分、あるいは家畜の飼料として処分されるとのことですが、資源の有効活用という観点から解決すべき課題となっています。



上記の記事では、賞味期限延長の動きとしてキューピーのマヨネーズが取り上げられていました。同社は2016年1月にマヨネーズの一部容量の商品の賞味期限を従来の10カ月から12カ月に延長すると発表しています(ちなみに、同社がプラスチックのボトルタイプのマヨネーズを発売したのは1958年のことです)。



この賞味期限延長を可能としたのは、保存期間中における酸化をどう防ぐかという酸素との戦いの結果だと言います。ガラス瓶に保存すれば酸素との接触は少なく品質が保たれますが、プラスチックのボトル(主にポリエチレン、ポリプロピレン)は酸素を透過してしまうので、品質保持期間が限られていました。

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