労働力が不足するほど年末に働く人が減る「年収の壁」の恐怖

■サラリーマンの専業主婦だけの優遇は不公平?



労働力が不足するほど年末に働く人が減る「年収の壁」の恐怖

労働力不足が深刻化するとパートの労働時間が減るので年末の労働力が確保できない、という困ったことが起きています。久留米大学商学部の塚崎公義教授が解説します。



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年末が近づくと、「忙しいから多くのパートを雇いたい」と考える会社が増えますが、一方で「年収の壁があるので年内は働けない」というパートも増えてきます。こうしたことは、以前からあったはずですが、景気が回復するとともにひどくなっているはずです。その一因は雇いたい会社の増加ですが、今ひとつは何と皮肉なことに「時給が上がったことによるパートの労働時間の減少」なのです。



■年収の壁に達する時間が短くなっている



サラリーマンの専業主婦は、パートの年収が103万円を超えると夫が配偶者控除を受けられなくなり、夫の勤務先によっては配偶者手当が受け取れなくなります。年収が130万円(人によっては106万円、以下同様)を超えると自分で社会保険料を払う義務が生じます。



したがって、年収が103万円を超えないように、超えたとしても130万円は超えないように、働く時間を調整している人が大勢います。「103万円の壁」「130万円の壁」と呼ばれている現象です。



問題は、景気が拡大して労働力が不足し、パートの需給が引き締まって時給が上がってくると、従来よりも短い労働時間で年収の壁を超えてしまうので、専業主婦たちが従来より働かなくなる、ということです。

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「労働力が不足するほど年末に働く人が減る「年収の壁」の恐怖」の みんなの反応 111
  • 匿名さん 通報

    NHKの報道。母子家庭の年収が348万円もあるわけないじゃないか、実際には243万円。どこから105万円を盛ってきたんだ?

    48
  • 匿名さん 通報

    生活保護も削る、年金スライドも削った。国難とはこの男の節操のないバラマキ政策ではないか!

    47
  • 匿名さん 通報

    年収342万 月割りで28万五千円 こんなに、もらってる母子家庭なんて聞いたことがないぞ 母子家庭、年収348万円=全世帯平均の5割弱―厚労省調査 聞くのは年収200万円くらいばかり

    43
  • 匿名さん 通報

    大手企業の内部留保は400兆以上あるようです。例えば、三菱UFJはリストラを1万人すると言っているが、内部留保10兆以上あります。それなのに、リストラはおかしくありませんか?

    43
  • 匿名さん 通報

    そうだよね。原子力の熱交換率は30%、後は海に放出。地球温暖化に貢献。その熱でお湯を沸かしてタービンを回す。非効率この上無い。もうはっきり言ったら。ブルトニウム生産してるだけだって。

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