小川社長が明らかにした日亜化学の生存戦略

■ 開発、製販、知財一体で先進技術加速



小川社長が明らかにした日亜化学の生存戦略

■本記事の3つのポイント



  • メディアへの情報発信を行わないことで有名なLED大手の日亜化学工業が4月に事業説明会を開催、20年度に売上高5000億円を目指す中期計画を公表した
  • 主力のLEDでは「フルアクティブ液晶」向けの展開を強化する。また、半導体レーザーや電池材料も今後の伸びを期待。設備投資は770億円と高水準を維持する
  • 小川社長は就任後、様々な社内改革を推進。広報部門の設置や生産改革などを行ってきたほか、今後は新事業の創出にも力を入れていく

 4月23日、徳島県南東部の阿南市に位置する日亜化学工業本社で、代表取締役社長の小川裕義氏による報道関係者向けの事業説明会が行われた。日亜化学はこれまで積極的にメディアへの情報発信を行っておらず、非上場企業のためその内情や事業戦略の詳細は長らく秘密のベールに覆われていた。



 同社がトップ自らによる事業戦略説明会を開催したことは非常に画期的な出来事であり、情報開示姿勢の大きな転換を意味する。筆者はこの席に招かれ、これまで明らかにされてこなかった日亜化学の実像についてトップが語る場面に居合わせる光栄に恵まれた。そこで本稿では、この説明会のレポートを通して、日亜化学の現況と未来像、競争が激化する市場においての生存戦略に迫りたい。



■カルシウム塩、蛍光体からLEDへ



 日亜化学は1993年に事業化した青色LEDで世界的に知られるが、社名のとおり化学品メーカーとしてスタートした。1956年に高純度カルシウム塩メーカーとして創業し、66年に照明やブラウン管用の蛍光体を事業化したことで化学品メーカーとして飛躍を遂げた。

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「小川社長が明らかにした日亜化学の生存戦略」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    爺ちゃんが銭ゲバのブラックの権化として知られているから大変だね。まぁ青色LED開発者も相当酷いこと言ってたけど張り合っちゃったからね。

    0
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