新興国が、グローバルな株式市場のリスク要因になる可能性は?(その1)

■「柏原延行」のMarket View 2018年5月14日



新興国が、グローバルな株式市場のリスク要因になる可能性は?(その1)

皆さま こんにちは。アセットマネジメントOneで、チーフ・グローバル・ストラテジストを務めます柏原延行です。



風が強い日も多い上、気温の変化が激しく、片付けてしまった冬物の寝具が恋しくなる日もあるような天候が続いています。皆さまも体調には十分にご留意ください。中旬以降は五月晴れという言葉に相応しい爽やかな天気になることを期待したいものです。



さて、今回の記事のポイントは、以下の通りです。



• メディアなどで、新興国の脆弱性を懸念する論調が目立っているように感じる。
• この懸念は、「①米国の金利上昇は、新興国からの資金流出を誘発するという新興国全体の問題」と「②一部新興国の脆弱性(ある国の固有の問題)」から成り立っていると思われる。
• バーナンキ・ショック(2013年5月)の再来というコメントもあるようだが、本当に新興国全体に問題が発生しているのか、あるいは(一部の国の)固有の問題に過ぎないかは、今後の投資環境を考える上での重要な論点。そこで、バーナンキ・ショック時と現在を比較した。
• 筆者は、新興国市場全体、ましてや、グローバルな株式市場がダメージを受けるとは考えていない。ただし、新興国の株価指標の値動きには注目したい。




一部新興国の通貨が弱含みで推移していることが、各種メディアで報道されています。そして、この動きが、米10年国債利回り(以下、利回り)の上昇により、新興国から資金が流出することを原因とするのであれば、一部新興国の問題ではなく、(程度の差はあれ)新興国全体の問題に波及すると考えることが自然です。

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