中国アリババが半導体に本格参入、1.7兆円の研究開発費をフル活用

■人工知能向け半導体チップ開発で国内部品生産に大きな一歩



中国アリババが半導体に本格参入、1.7兆円の研究開発費をフル活用

 米国政府が中国ZTEへの米国製品の輸出禁止を打ち出し、大きな波紋が広がっている。クアルコムなど米国企業からの部品供給が止まったことで、ZTEのスマホ販売は非常に困難な状況に陥った。ZTEの本社直営店では全製品を撤去する一方、自社内のネット販売も中止した。



 アリババが運営する通販サイトのTモールでもZTEのスマホの購入ができなくなっている。この状況が続くのであれば、中国におけるスマホ1位のファーウエイ、2位オッポ、3位ビボ、4位シャオミなどにも、いずれ大きな負のインパクトをもたらすだろう。



■アリババは人工知能向け半導体チップ「NPU」製造へ



 そうした状況下において「中国におけるアマゾン」といわれるアリババはとんでもないことを発表した。すなわち、アリババの運営する世界最高峰の研究機関であるDAMOアカデミーが半導体分野に本格参入するというのだ。DAMOアカデミーは世界7カ所の研究所で3年間1.7兆円の研究開発費を保有しており、これをフル活用して最先端技術を駆使する半導体製造に着手するというのだから驚きだ。



 しかも参入する分野はCPUでもなく、GPUでもなく、ましてやフラッシュメモリーでもない。人工知能解析と融和する、NPUと言われる人工知能向けの専用半導体チップに一気に踏み込む。NPUができあがれば、画像解析、映像解析を活用して、ディープラーニングにおいて、ウルトラ高速かつ圧倒的低消費電力の実現が図れることになるとしている。価格も安いといわれており、現在人工知能に使われている汎用品の40倍の効率を実現すると豪語しているのだ。

...続きを読む

あわせて読みたい

LIMOの記事をもっと見る 2018年5月17日の経済記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

経済ニュースアクセスランキング

経済ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

国内の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

経済、株式、仕事、自動車、金融、消費などビジネスでも役に立つ最新経済情報をお届け中。