老後のお金が不安...公的年金の支給額が毎年変わるのはなぜか

■年金の「マクロ経済スライド」って何?



老後のお金が不安...公的年金の支給額が毎年変わるのはなぜか

■少子高齢化では「仕送り」方式の制度維持は困難に



日本人の平均寿命が年々伸び、「人生100年時代」とも言われます。長生きできるのは喜ばしいことですが、心配なのは老後の生活費です。ずっと働き続けることができればいいのですが、それも難しいところです。収入を公的年金に頼らざるを得なくなるでしょう。



ただし、その公的年金も支給額は安心できるほどではありません。厚生労働省によれば、夫が平均的な給与で40年働き、妻が専業主婦という標準世帯の場合、支給額は月額22万1277円となっています(2018年度)。



ところで、この支給額は毎年変わるということを知っていましたか。



厚労省は毎年1月末に、新年度の支給額を発表します。2018年度の支給額は2017年度と同額に据え置かれました。月額22万1277円という支給額もゆとりのある生活を送るには安心できませんが、将来にわたりそれが約束されているわけではないことも不安です。



少子高齢化時代を迎え、財政も厳しいことから、支給額が増えることは考えづらく、今後はむしろ減っていくと予想されます。日本の社会保障制度は、現役世代が納めた保険料を高齢者に支給する「仕送り」方式になっています。このため、保険料を納める現役世代が減少すると、制度を維持することが困難になります。



■2004年に「マクロ経済スライド」が導入される



公的年金の支給額はこれまで、賃金や物価の変動に応じて決められてきました。賃金や物価が上がれば支給額を増やし、下がれば支給額を減らしていたのです。これを「賃金・物価スライド」と言います。

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