本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは109.37円↓下値メドは106.31円今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
FRB「究極のドル安」政策
イースターマンデーで欧州市場が休場となった週明け13日のマーケットで、ドル/円は円高。先週118.58円で終えたドル/円は東京時間のうちに108円を割るとNY時間には107.50円まで下落しました。ダウ平均が一時620ドル超下げたことにドルが連れた模様。
FRB(米連邦準備制度理事会)は先週、新型コロナ経済対策の一環として最大2.3兆ドル(約250兆円)という大規模な資金供給を発表しました。株高の大きな理由ですが、為替的には、FRBが今行っている利下げや量的緩和などは「究極のドル安」政策なのです。ドル/円が円高に動いているのは、ある意味FRBの政策が効果を上げているといえます。
毎ヨミ!FXトップニュース
13日のドル/円のNY市場終値は107.75円
10日の終値に比べ0.69円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
今の時代、評価がすぐに出ないものは見向きされない傾向があるが、商売には「機」というものがあり、願いが正しければ、時至ればかならず成就する
今日は何の日(4月14日):
東南アジア・南アジアの多くの国で正月
鎌倉幕府が蒙古再来に備え鎮西探題を博多に設置(1293年)
リンカーン狙撃。翌日死亡(1865年)
タイタニック号が氷山に衝突。
ヒトゲノム解読作業完了(2003年)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
NYの公園、68の病床を持つ新型コロナの野営病院が開設
住民20万人のうち4割感染か イスラエルのユダヤ教超正統派地区
ドル:
格付け会社ムーディーズ、ボーイングを「BAA2」に引き下げ。見通し「ネガティブ」
米企業のGDP(国民総生産)比債務の割合が過去最大に膨張
ユーロ:
新型肺炎で欧州のインフレ率は目標の2%以下に長期間とどまると予想
ドイツ鉱工業生産、過去11年間で最悪
NY原油先物:
OPEC+の日量970万バレルの減産、少なすぎるとマーケット失望
トルコリラ:
エルドアン大統領の支持率が低下。回復のため景気刺激策を強化か
その他:
新型コロナでペルーの空港封鎖。日本人旅行者100人が足止め状態
インドから数十年ぶりにヒマラヤ眺望、新型コロナで大気汚染改善
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:今週のレンジ予想:107.50円から109.85円
今週のドル/円のブルベアの分かれ目は108.68円。108.68円より上ならばドル買い優勢、108.68円より下ならばドル売り優勢。中期的なブルベアの分岐点として108.20円にも注目。2019年の中心値です。
13日(月曜)のドル/円は108.68円を超えることなく107.50円まで下落。
第1レジスタンスは109.14円。その上は4月高値109.38円。ただ109円台は輸出の売り多い。
ユーロ/円:今週のレンジ予想:116.33円から120.16円
今週のユーロ/円のブルベアの分かれ目は118.25円。118.25円より上ならばユーロ買いが優勢、118.25円より下ならばユーロ売りが優勢と判断します。13日のユーロ/円の終値は117.55円、ピボットの下に位置しています。
ユーロ/円はベアトレンドにあります。今年のユーロ/円の中心値は119.50円(122.87円と116.13円の半値)。4月に入ってからのユーロ/円は一度も119.50円を超えていません。
第1レジスタンスは119.04円、119.37円。
第1サポートの117.45円は13日に一度抜けましたが戻っています。次のレベルは117.31円、116.35円。その下は今年の安値116.13円。
125.23円 : 2019年05月 高値
123.35円 : 11月 高値(11月05日)
122.87円 : 01月 高値(01月16日)
121.40円 : 02月 高値(02月20日)
121.32円 : 2019年の中心値
121.28円 : 第3 レジスタンス(HBO)
120.95円 : 03月 高値(03月06日)
120.16円 : 第2 レジスタンス
119.50円 : 2020年の中心値
119.37円 : 第1 レジスタンス
119.04円 : 04月 高値(04月07日)
118.25円 : ピボット
117.69円 : 03月の中心値
117.45円 : 第1 サポート
116.35円 : 04月 安値(04月02日)
116.33円 : 第2 サポート
116.13円 : 2020年 安値(03月09日)
115.87円 : 2019年09月 安値
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)