羽田にも入っているそうです!

合計417人の乗員乗客が救われる

 FAA(アメリカ連邦航空局)の公式Twitterが、2021年11月現在、同国内の68空港で導入されているという「EMAS(Engineered Material Arresting System エンジニアード・マテリアル・アレスト・システム)」について紹介しています。

滑走路で止まりきれない飛行機の「緊急待避所」? その納得の仕...の画像はこちら >>

ジョン・F・ケネディ国際空港のイメージ(JFK空港公式Twitterアカウント「@JFKairport」より)。

 この装置は、万が一航空機が滑走路で止まり切れずオーバーランしてしまった場合にも、安全に停止ができるよう開発されました。最初の導入はニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港。EMASが路面に敷かれたエリアに航空機が入ると、タイヤの重さでコンクリートがバリバリに割れます。当該機はそのコンクリートに埋まりながら進むことで、短い距離で止まれるようになるというものです。

 FAAによると、これまで17件、オーバーランによりEMASが設置された過走帯へ航空機が進入し、安全に停止したといいます。この装置によって、合計417人の乗員乗客が救われたとのことです。

ちなみに、EMASは2020年、羽田空港のA滑走路にも設置されています。

【目からウロコ】EMASが”起動”し安全に止まった状態の飛行機の様子