
立山黒部アルペンルートの関電トンネルトロリーバスが、引退を迎えます。これに際し、VVVFインバータの音を聞くことに特化したツアーが開催されます。
貸切のうち1台は録音機材を載せて運行関電アメニックスは2018年10月29日(月)、引退を控えた関電トンネルトロリーバス300型のVVVFインバータの走行音を聞くツアーを開催すると発表しました。
現在、国内で営業しているトロリーバス(無軌条電車)は、立山黒部アルペンルートの関電トンネルトロリーバス(関西電力)と立山トンネルトロリーバス(立山黒部貫光)のみです。トロリーバスは、空中に張られた架線(トロリー線)から電気を受け取って、モーターで走ります。見た目はバスですが、日本の法令では「無軌条電車」として鉄道に分類されています。
このうち関電トンネルトロリーバスは、2018年11月30日(金)をもって54年の運行を終了し、2019年4月から電気バスに変わる予定です。これに伴い、1993(平成5)年から1996(平成8)年にかけて導入された300型車両15台は引退を迎えます。
関電トンネルトロリーバス300型。2018年11月30日をもって運行を終了する(画像:関電アメニックス)。
今回の「関電トロリーバス300型VVVFインバータの走行音を聞くツアー」は、電圧、周波数を変化させてモーターを制御するVVVFインバータの「音」を聞く最後の機会として企画されました。