四国の高速バス、ココが凄い! 明石海峡大橋の開通で急成長 「自家用車+バス」も発達

豪華夜行バスで知られる個性派事業者の戦略

 高速ツアーバスからの移行事業者では海部観光(徳島県美波町)も有名です。阿南(徳島県)・徳島~東京線に投入されている「マイ・フローラ」は、座席数をわずか12に絞り、パーティションとカーテンでほぼ個室になるほか、カーペット敷きの車内へ乗り込む際には靴を乗務員に預けるなど、豪華なバスとして知られています。

四国の高速バス、ココが凄い! 明石海峡大橋の開通で急成長 「自家用車+バス」も発達

首都圏と徳島・高松・琴平を結ぶコトバスエクスプレス。行先表示器には「高知・愛媛シャトル接続便」とある(中島洋平撮影)。

「マイ・フローラ」の豪華さが取り沙汰されがちですが、同社の基幹路線である阿南・徳島~大阪線はすでに13往復まで増便されており、週末には続行便も頻繁に設定されます。乗客がウェブ上でじっくり比較しながら予約する長距離夜行路線に比べ、習慣的に利用される短・中距離の昼行路線では、歴史が長く運行頻度が高い老舗事業者の路線に強みがあるなか、後発参入者が成功した全国でも珍しい事例です。「マイ・フローラ」がテレビや新聞で繰り返し紹介され社名の認知を上げるとともに、地元密着の営業活動を行ってきた同社の成果がその便数に現れています。

 四国地方では高速道路が比較的遅れて開通しているため、線形の悪い鉄道に比べ、高速バスは所要時間で優位にあり大きな市場シェアを持っています。特に京阪神へは、四国4県から合計約230往復も運行されており、神戸淡路鳴門道では次から次へと高速バスにすれ違います。この区間は、事業者間の適度な競合関係が生み出した「高速バス街道」だといえるでしょう。

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