商船三井グループの運搬船とフェリー「シップ・オブ・ザ・イヤー2018」をダブル受賞。自動車運搬船「ベルーガ・エース」は大賞を、フェリー「さんふらわあ さつま・きりしま」は大型客船部門賞に輝きました。

次世代設計や快適性と環境・安全性能を両立が評価

 商船三井は2019年7月24日(水)、「シップ・オブ・ザ・イヤー2018」で、商船三井グループの運搬船とフェリーが、ダブル受賞したと発表しました。

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「さんふらわあ きりしま」(2018年9月12日、伊藤真悟撮影)。

 自動車運搬船「FLEXIEシリーズ」の1番船「ベルーガ・エース」は、大賞を受賞。高い積荷効率を達成できる高さ調節が可能な6層デッキの装備をはじめ、船体構造の見直し、積極的な省エネ技術の採用など、新機軸を採用した次世代設計の点で高く評価されたといいます。

 商船三井グループであるフェリーさんふらわあのフェリー「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」は、大型客船部門賞を受賞。プライベート空間やパブリックスペースの充実、推進効率を向上させたプロペラ「1軸ハイブリッドCRP推進システム」、非常に強く軽い泡を作り出す「車輛甲板高発泡消火装置」など、快適性と環境・安全性能を両立させた点が高い評価を受けたといいます。

 シップ・オブ・ザ・イヤーは技術的、芸術的、社会的に優れた船舶や海洋構造物の建造を促進するために1990(平成2)年から日本船舶海洋工学会が主催。今回で29回目です。