潜水艦の錨 見たことある? 実は形状がトップレベルの秘密! そのもっともなワケ

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潜水艦はとても機密が多く、特に静粛性については各国ともリソースの多くを割いて研究しています。そのなかで、実はスクリューと同じくらい静粛性に直結する重要な装備のひとつに錨(アンカー)があります。

錨を収める場所は秘密の場所

 潜水艦も艦船である以上、港や泊地で休憩や補給を受けます。当然、そうしたときは潜水艦も錨を降ろしているのですが、錨を揚げる光景はほぼ見られません。なぜかというと、それは潜水艦の錨は最も目立たないところにあるからです。

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桟橋に停泊中の海上自衛隊の潜水艦。潜水艦の錨は艦底にあるため、普段は見えない(2019年2月、柘植優介撮影)。

 潜水艦で最も目立たないところ、それは艦底です。潜水艦は停泊時も艦体の3分の2は水面下にあります。ということは海水につかっているところは見えておらず、その中で最も深い場所である艦底に錨があるため、普段目にすることがないのです。

 なぜそのような場所にあるのかというと、錨の収納場所と形状が水中速力と静粛性に大きく直結するからです。

 潜水艦の場合、仮に水上艦艇と同じように錨を艦体左右へ装備していたとすると、錨の爪や収納用のくぼみが水流を乱れさせて水の抵抗を生み、速力低下の要因や水中雑音の発生源となります。

 なるべく水流を乱さないかたち、そして潜水艦にとって最も合理的な場所ということで、艦底にくぼみを設けてそこにきれいに錨が収まるようにしています。また形状も、艦底に綺麗に収まるよう、あえて爪のないシンプルな円形としており、その形状から「マッシュルームアンカー」と呼ばれます。


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2019年11月29日の社会記事

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