「正しく恐れろ」見えない敵と戦う陸自化学科 新型コロナ禍に注目したいその姿勢

 中央特殊武器防護隊の前身である第101化学防護隊は、1995(平成7)年に発生した地下鉄サリン事件や、1999(平成11)年9月に茨城県東海村の核燃料加工会社JCOで発生した原子炉臨界事故の対処にあたったほか、2008(平成20)年に中央特殊武器防護隊となってからも、2011(平成23)年3月に発生した東京電力福島第1原子力発電所の事故対処にあたっています。

 現時点で中央武器特殊防護隊を含む化学科部隊は、新型コロナウイルスの対処を行なっていませんが、中央特殊武器防護隊は有事の際、感染者が多数発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対処にあたった、衛生科部隊の「対特殊武器衛生隊」と連携して活動することとなっています。

陸自化学科に配備される装備は…?

 化学科部隊には、放射性物質や生物兵器、化学兵器などに汚染された地域へ進出して、どのような物質が存在し、どの程度、汚染されているかを偵察するNBC偵察車や化学防護車のような装甲車のほか、汚染された地域や施設の大規模な除染を行なう「除染車」という車両が配備されています。

「正しく恐れろ」見えない敵と戦う陸自化学科 新型コロナ禍に注目したいその姿勢

陸上自衛隊の除染車。写真は第1師団 第1特殊武器防護隊の訓練の様子(画像:陸上自衛隊)。

 除染車は73式大型トラックに、容量2500リットルの水槽と水を加熱する装置、除染剤の散布装置を搭載した車両です。加温装置は摂氏15度の水2500リットルを、1時間で摂氏45度に加温する能力を備えており、車体前面と側面に散布ノズル、後部に約15mのホース付きの放水銃を装備し、これにより温水を散布して、汚染された地域を洗浄します。


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