「走る喫煙所」大変身「走るPCR検査場」へ バス改造 新型コロナ検査拡充につながるか

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浜松の自動車関連企業が、バスを改造した「走るPCR検査場」を開発し、すでに稼働しています。もともと「走る喫煙所」として開発されたものを応用し、医療従事者の安全を確保するというこのバス、どのような仕組みなのでしょうか。

ドクターゾーンと患者ゾーンの空気を完全遮断

 静岡県浜松市を拠点にクルマの買い取り事業などを手掛けるビッグウェーブホールディングスが、バスを改造し「走るPCR検査場」ともいえる車両を開発、2020年5月下旬からウォークスルー型のPCR検査場として、東京都府中市の多摩総合医療センターで稼働しています。

 この「移動式医療バス」は、バス車内にアクリル板の仕切りを設け、車内前方を医療従事者が作業するドクターゾーン、後方を患者ゾーンに分離、医療従事者はアクリル板に空けられた穴から手を出して処置を行います。

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「移動式医療バス」車内。ドクターゾーンと患者ゾーンがアクリル板で隔てられている(画像:ビッグウェーブホールディングス)。

 さらに、車内に一定の空気の流れを作り出し、ドクターゾーンを陽圧、患者ゾーンを陰圧状態にすることで、両空間の空気を完全に分けることが可能とのこと。患者ゾーンの空気は排気口へ吸引され、フィルターでろ過、クリーンな空気を車外へ排出するそうです。また、車内には2台のミスト噴霧器が装備され、用途にあった消毒剤などを噴霧することも可能だといいます。

 最前線で働く医療従事者が新型コロナウイルスに感染するリスクを軽減することができれば、という思いで開発したものだといいますが、医療用ではない用途として開発したバスを、さらに応用して制作したものです。それは、医療とは正反対ともいえる「喫煙所」としての用途でした。


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