回転寿司チェーン「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(株)(TSR企業コード:410016497、東証1部)は2月10日、2021年3月期の業績予想を下方修正した。当初予想の3億5500万円の黒字から15億500万円の赤字に引き下げた。緊急事態宣言の再発令に伴う、営業時間の短縮や外出自粛が影響した。 通期が営業赤字に転落するのは2017年以来、4年ぶり。最終利益は2年連続の赤字見通し。
業績の回復が一層遅れるとして、売上高・利益ともに下方修正した。修正後の2021年3月期の連結業績は売上高が647億1700万円(前回予想708億1700万円)、営業利益が15億500万円の赤字(同3億5500万円の黒字)、当期純利益が11億円の赤字(同4億1700万円の黒字)。
カッパ・クリエイトによると、人件費の削減や生産性向上などでコスト構造の最適化を推進していくという。
2022年3月期については、新型コロナの感染拡大が一定程度抑止されれば、売上高746億円、営業利益22億円に回復することを想定している。
当時の記事を読む
-
「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、1月の売上高は対前年同月比約80%のマイナス成長
-
コロナ禍、スシローは過去最高売上、くら寿司は赤字転落…“手間がかかる施策”で成果
-
[注目トピックス 日本株]オープンドア---コロナ影響で3Q累計は営業赤字5億円、アフターコロナ見据えシステム開発進展
-
バレンタインは回転寿司へ!? チョコスイーツを各社が展開、スシロー・くら寿司・はま寿司・かっぱ寿司・元気寿司
-
すかいらーくHD 再上場後、初の最終赤字=コロナ影響重く
-
アシックス 純利益が161億円の赤字=コロナで競技大会の中止などが影響
-
ラウンドワン、4-12月は164億円の赤字 新型コロナでボウリングの不振続く
-
コロナ禍「マイナスの影響」旅館・ホテル100% 2度目の緊急事態宣言で企業意識調査
トピックス
もっと読む
-
かっぱ寿司のカッパ・クリエイト 4期ぶり営業赤字に、コロナ禍で売上回復に遅れ
回転寿司チェーン「かっぱ寿司」を展開するカッパ・クリエイト(株)(TSR企業コード:410016497、神奈川県、東証1部)は、新型コロナによる時短営業や外出自粛要請などの影響で2021年3月期(連結...
-
帝国ホテル 2期連続の営業赤字へ コロナの影響が長期化
2021年3月期に1961年上場以来、初めて営業赤字に転落した(株)帝国ホテル(TSR企業コード:291097006、千代田区、東証2部)が3月24日、2022年3月期の連結の営業利益が2期連続の赤字...
-
カッパ・クリエイト(かっぱ寿司)の給料はどのくらいか
■企業年収給与研究シリーズシリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書(http://www.kappa-create.co.jp/blog/wp-content/uploads...