8月2日(日)、埼玉県川越市付近の入間川水路で婚姻色の出たオイカワとカワムツを狙った。目的達成に加え五目釣り。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
入間川水路で淡水小物釣り
入間川の支流なだけに水量や条件が釣果に影響を与えるが、夏は条件的にも安定しており多くの魚とも出会えるチャンスが大きい。昨年夏には私もかなり楽しませてもらえたので個人的に信頼度は高い釣り場でもある。小物釣りファンに人気があり、オイカワやカワムツなどの色物系も交じるので、五目釣りも狙える釣り場である。

川サカナの婚姻色とは
婚姻色とは繁殖期の雄に現れる体の色であり、明らかに通常時の体の色とは別物である。体の色を変化させて雌にアピールして選んでもらうためのようだ。今回対象魚のオイカワやカワムツは婚姻色だけでなく、顔に「追星」が出てきてより迫力が増す。こんな綺麗なサカナに是非とも癒されたい。
タックル
5.4mの渓流ザオに、ミチイト0.6号を2mほど結んで渓流釣りでいうチョウチン仕掛けにする。ハリはヘラスレバリ1号をミチイトと直結。目印を3つ付けて、オモリはガン玉を使用し、ポイントにより重さを選択する。エサは、ミミズメインで釣り、白サシを予備エサで所持した。

両本命キャッチも婚姻色は…
朝イチ6時過ぎに到着し、約1年ぶりのポイントもあるので状況確認。水量はとてもイイ感じなので、確実に釣れそうな予感。開始1投目から目印が沈みアワせると可愛い手応えだ。のっけから好調で小ぶりなカワムツが釣れて、すぐに2尾、3尾目と続く。

広範囲を探れる「ミャク釣り」
ウキ釣りで狙っても勿論面白いのだが、複数のポイントを攻めていくので、ミャク釣りで探って狙うと広範囲に探れる。緩流帯よりも流心脇を狙い、オモリでエサが浮き上がらないように仕掛けを留めているとイイ感じにアタリがあった。

ついに婚姻色カワムツ
そして8尾目は、仕掛けを投入直後に豪快にサオが絞られ、サオを立てると心地いい引き。落込みの流れも味方して面白く、ある程度楽しんで引き抜くと文句なしに婚姻色満開な15.3cmの良型カワムツだった。これでなんとか目的の一つはクリアだ。早くも日が差してきて暑いので、日陰エリアに移動することに。

オイカワも婚姻色満開
移動先は堰堤があるので滝下直下に仕掛けを入れると、勢いよくサオが絞られて楽しい。サオを立てて引き寄せるとカラフルな魚体がまた手元に。今度はもう一つの目的である婚姻色満開のオイカワである。すぐに観察ケースに入れて眺めるとかなりの満足感。

これで勢いが出て3連発、アタリがなくなったので、振込み場所をかえるとカマツカが2連発して、小バス、子ブナが釣れた。開始2時間で16尾となり目的も叶えて満足したので、お気に入りだけ観察用に残し、他はリリースして上流のポイントへと移動することにした。
ラストポイントでツ抜け
ラストポイントには先行者が居るが、ウキ釣りで赤虫エサにオイカワを狙っているようだ。私はかわらずミャク釣りにミミズで攻める。

観察ケースで余韻に浸る
エサももうないのでラストに振込み、底にエサを置いて待つとアタリ。締めの子ゴイが釣れてエサ切れにより3時間で釣行終了となった。やはり婚姻色のオイカワ、カワムツは最高の眺めである。納竿後もしばらく観察ケースで眺めて余韻に浸り、癒された後釣り場をあとにした。また時間を見計らい癒されに行きたいと思う。

親子で昆虫採集もオススメ

夏休みに入り昆虫採集は親子で楽しめる遊びだ。カブトムシも最盛期に入りクヌギ林で採集が楽しめるので親子で行くのがオススメ。朝は小物釣りをして家で涼んで遊び、夕方から昆虫採集がいいだろう。きっといい思い出になると思うので行かれてみてはいかかだろうか。

<竹内尚哉/TSURINEWS・WEBライター>
▼この釣り場について入間漁協