外房片貝では7月からヒラメが部分解禁し、徐々に範囲を広げて、現在は広域解禁。増栄丸から釣行し、大型ヒラメの乱舞を目の当たりにした釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 リポーター・坂本康年)
増栄丸でヒラメ釣り
9月21日(月・祝)、千葉・外房の増栄丸からヒラメ釣りに向かった。
5時に熱田正二船長の操船で出港。竿入れは6時なのでゆっくりとポイントの片貝魚礁へ向かう。到着するとさっそくイワシが配られてスタンバイ。開始時刻を待つ。

水深は26.5m。魚礁の上なので「根掛かりに注意」のアナウンスがあってスタート。
ヒラメ釣り初心者にヒット
開始5分。右舷ミヨシとトモ2番で同時ヒット。ともに1kg弱ではあるが本命浮上に船中は俄然、気合が入る。
すぐに左舷で2.5kg級の良型が浮上。親子で初めてヒラメ釣りに挑戦した水落さんが上げたもので、小学4年の奏良くんもその後、2尾ゲット。

息子に型では勝ったが、数では負け。それでも互いに初ヒラメゲットということで笑顔満開だ。
本命3kg級が浮上
その15分後、左舷ミヨシの佐々木弘さん(大田区)に3kg級がヒット。ヒラメ釣りが大好きで大原や鹿島にも足繁く通う腕前を発揮。
その後も順調に数を伸ばし、6尾を上げた。

3.8kgヒラメ手中
小型は交じるが、全体的に型がよく、6時40分に右舷トモの笛木亮平さん(江戸川区)が後検3.8kgをゲット。ヒラメ釣りは2回目らしいが合計4尾で、型でも数でも自己記録更新の最良の一日になったようだ。

竿頭は9尾
私は開始ヨーイドンでいきなり竿先が引き込まれ、スッポ抜けのバラシを食らったが、6時15分に1尾目を上げ、50分と55分に連発。3尾目は3kgの良型だった。
7時の時点で船中14尾。この勢いは止まらず船中第1号を上げた右舷ミヨシの黒沢さん(習志野市)は8時までに3kg級を含め6尾ゲット。

フグとヒラメが好きで佐々木さん同様に大原や鹿島にはよく釣行するらしい。釣った魚の血抜きしていた終了間際には、置き竿に勝手に掛かって1尾追加。合計9尾で竿頭になった。
ゲストにマハタ
もう夏ではないが、当日は夏時期の高活性時に多い「一気の食い込みでハリ掛かり」のパターンが多く、アワセのテクニックを必要としないヒットが目立った。
また、1人掛けると船中バタバタとダブル、トリプルヒットがあり、魚影の濃さを物語っていた。
活イワシを使うのでゲスト多彩で、私は1kg超級のまずまずサイズのマハタを4尾ゲット。いずれも前触れなく竿が海面に突き刺さるような一気の食い込みを見せてくれた。
8時半すぎ、航程10分ほど小移動して四天木根での第2ラウンド。水深31mで根掛かりはあまりないようだ。一投目、着底と同時にコツンときて5尾目。続いて、一気の引き込みでマハタの3尾目が上がる。
良型2.6kg浮上
9時40分に水落くんが2尾目を上げると、トモの笛木さんは4尾目。同時に笛木さんと同行の嶋村祥史さん(葛飾区)にアタリ。昨年から沖釣りを始め、マダイに何回か行ったらしいがヒラメは初めて。
何とか型を見たいと頑張ったかいがあり見事2.6kgの良型ゲット。

その後、1尾追加して2尾となり、2kgオーバーも釣って大満足のようだ。
船中釣果
朝方ほどの食いは見られなかったが、その後も船中ポツポツのアタリがあり11時すぎに沖上がり。
晩秋に向けて、これからはイワシの回遊が増えてくる。それを追う大型が掛かる確率はアップするので、片貝沖のヒラメ狙いは期待十分だ。
▼この釣り船について増栄丸
<週刊つりニュース関東版 坂本康年/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年10月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 外房ヒラメ釣りで3.8kg頭に9尾 今後は大型に期待大【増栄丸】 first appeared on TSURINEWS.