中深場の根魚釣りが面白い。海域や狙う魚次第で仕掛けも変わるが、今回は茨城・波崎新港、相模湾・片瀬、静岡・熱海、それぞれの中深場釣りをピックアップする。

(アイキャッチ画像提供:丸天丸)

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茨城県:丸天丸

茨城波崎新港の丸天丸では1日、アラ五目で出船。犬吠沖水深120~160mを狙い早朝に4kg、昼前に7.2kgアラをキャッチ。ほか、メダイやオニカサゴなど。また、オキメバル狙いで通した人は良型ユメカサゴ交じりで本命多数。

【関東2021】中深場釣りが面白い 各エリアの釣況と釣り方基本
アラを狙うなら今(提供:丸天丸)

エサはサバの切り身を基本に10~20cmヤリイカ1匹掛けなど。

【関東2021】中深場釣りが面白い 各エリアの釣況と釣り方基本
タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

仕掛けやタックルは上図参照。胴突き、吹き流し好みで楽しめる。ハリ数はどちらも2本まで。竿、リールは同海域のアカムツやヤリイカ狙い用をそのまま使用可能。「幻」ともいえる特大アラを狙うなら今。

▼この釣り船について
丸天丸
出船場所:波崎新港

神奈川県:まなぶ丸

相模湾片瀬のまなぶ丸は同地の根魚マニアにはおなじみの宿。現在はアマダイとの2隻態勢。

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オニカサゴをキャッチ(提供:まなぶ丸)

1日、江の島沖を狙いオニカサゴ1~3尾にアラやカンコなど。

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タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

タックルなどは上図参照。

オモリ100号で楽しめるのが特徴。ハリスは4号前後でOK。中深場の釣りだが、比較的ライトなタックル、仕掛けで楽しめる。エサはサバの短冊。

▼この釣り船について:まなぶ丸
【関東2021】中深場釣りが面白い 各エリアの釣況と釣り方基本

静岡県:裕海丸

静岡熱海の裕海丸ではアラやオニカサゴを狙う中深場五目とアマダイで出船中。中深場五目は、2月中旬には1kg超えオニカサゴ含みアラ2~13尾と好調。

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良型オニとアラ(提供:裕海丸)

タックルは下図参照。胴突き仕掛けや、ステイト部分に天ビンを付けた、胴突き+吹き流しも面白い。オモリ200号。

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タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

「幻」と言われるアラだが、同海域では1~2kg前後を狙うのでオデコは少なく、前述の通りいい人でツ抜け。小ぶりでもしっかりとした旨味が味わえるのもこの手の魚のいいところ。

同船では船着き場至近に食堂を併営しているので、釣った魚を調理してもらうことも可能(要事前確認)。

▼この釣り船について:裕海丸
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こまめなタナ取りがキモ

前述の通り、場所によって仕掛けやタックルも違う中深場の釣りだが、押さえておきたいポイントは「こまめなタナ取り」。

仕掛けを底に流したままだと、根掛かりのリスクが増えるだけでなく、魚のいるタナからどんどん離れてしまう。海底と仕掛けの位置を想像しながらこまめにタナを取り直すことを勧める。

各船とも、事前に仕掛けやタックルの確認したい。「郷に入っては郷に従え」の言葉通り、その場所ならではの釣り方に沿うのが好釣果への近道だ。

<週刊つりニュース関東版編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年3月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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