愛知県西部を流れる日光川にナマズを狙って釣行。バイトが少なく物足りない感じもしたが、4ヒットで3匹を釣ったので、リポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
日光川でナマズゲーム
いよいよ春本番。そろそろナマズたちが動き始める季節だ。と思っていたところに、ナマズマニアのマサミチ君からお誘いがあった。彼もまた、春の陽気に誘われて動き始めたようだ。
そんな訳で4月3日の夜、愛知県西部を流れる日光川に出かけてみた。稲沢市周辺のポイントに到着したのは午後7時半ごろ。まずは支流が流れ込む合流部から探る。
先発は定番のジッターバグ。前のフックを外し、テール側だけバーブレスのダブルフックがセットしてある。ミスバイトの多い魚なのでハリ数を増やしたくなるが、実際はトラブルが増えるだけでヒット率は上がらない。20年以上の経験から出した結論は、シンプルイズベストだ。
本流域とあって川幅も広いので、可能な限り遠投して広範囲を探る。キャストごとに通すラインを変えていくが、反応は得られないまま時間だけが過ぎていく。
落ちパクで50cm級ゲット
「出ないね」などと言いながらキャストすると、なんと着水と同時にバフッと一発。まさか、聞こえていたのか?
ようやくの1匹目は50cm級のレギュラーサイズ。何度もルアーを通した場所だったことを考えると、魚が回って来たのかも知れない。移動も考えていたが、少し粘ってみると今度はマサミチ君にバイト。派手な追い食いを見せたがヒットには至らない。
シャロークランクで60cm級追加
ここでルアーをサブワートに変更。フックの仕様は同じだ。ナマズと言えばノイジー系が定番だが、実はシャロークランクの表層引きも実績が高い。
60cm級の良型だったが、何の前触れもないヒットは面白みに欠ける。ナマズと言えば追い食いに次ぐ追い食いで、くるぞ、くるぞ、きたぁ~!というドキドキ感がたまらないのだ。ぜいたくだが、こうもあっさりヒットされては困る。
一方マサミチ君は、くるぞ、くるぞ、抜けたぁ~!とミスバイトに苦しめられている。フックに装着したタコベイトにバイトしているようだ。
とはいえ、最初に比べると活性も上がってきた。しばらく続投すると、サブワートの後ろの水面が盛り上がる。よし、くるぞ!と次の瞬間、バフッという捕食音とともに一発で乗った。推定50cm級だったが、残念なことに抜き上げで外れてキャッチならず。
善太川水系で極太60cm級
ようやくのナマズらしいヒットだったが、それを最後にアタリが遠のき次のポイントへ。ところが移動してみると先行者がたたいた後だった。そこで、最近サボっていた新規開拓をしようと津島市まで移動するが、フェンスに邪魔されたり足場が高くてリリースに難があったりで、なかなかいい場所がない。
そんななか、善太川水系に雰囲気のある場所を発見。護岸際をジッターバグで探っていくと、数投目でバフッと出た。これまたヒットは一発だ。重量感たっぷりのファイトを楽しみ、無事に抜き上げたのは極太ボディの60cm級。少し足場が高かったので、魚体保護のためランディングネットで水面まで下ろしてリリースする。
ミスバイトの嵐を期待?
結局、この日は4ヒットで3匹と十分な釣果だったが、バイトが4回だけというのはあまりにも悲しい。
ナマズはこれから産卵を控え、ひと雨ごとに活性が高くなる。狙うには楽しいシーズンだが、末永くこの釣りを楽しめるよう魚体の扱いには細心の注意をお願いしたい。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
▼この釣り場について日光川周辺
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年5月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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