ホームグラウンドである岐阜県郡上市の長良川郡上の鮎トモ釣りポイントを紹介したい。今回は、終盤まで楽しめる中元橋上流と郡上屈指の激流地帯・法伝橋を選んだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
2020年の郡上を振り返る
昨年の郡上を振り返ろう。昨年の解禁当初は前評判通り上流部の高鷲、白鳥地区が好調な出だしだった。大和地区はボチボチで八幡、美並はスロースタート。また支流の吉田川も初期は好調だった。
しかし7月は長梅雨の影響で、サオを出せる日がほとんどなかった。梅雨が明けて8月に入ると釣果は安定し始めた。ただ型は例年になく小型が多く、9月に入っても小型傾向は続いたが、数は安定していた。
終盤はこれと言った大水がなく、10月でも釣り人は多く11月でも郡上でトモ釣りをしていた人がいるくらいだ。
最も印象に残ったのが釣り人の多さだ。地元の釣り人が入る場所に苦労するほど釣り人が多かった。釣りブームの影響もあると思うが、放流主体の他河川が7月の長梅雨で状況が悪く、長良川に釣り人が集中したのが要因だろう。
終盤まで楽しめる中元橋上流
今回紹介する中元橋上流は、郡上八幡の最上流部にあるポイントだ。初期はそれほど目立った釣果は出ない。本番は梅雨からで、特に終盤はアユがたまる。
トモ釣り専用区ではないが、終盤のお勧めポイントだ。Aは緩やかなトロ瀬だが、高水時には良い流れができる。ただ木枠などが沈んでいるので根掛かりに要注意。
Bはここが一番のお勧めで、淵の荒瀬に落ち込む瀬肩は釣り返しが利く。荒瀬の段々瀬は平水以下でいい流れになる。瀬肩付近は背バリで、段々瀬はオモリで攻める。
Cは分流だが侮れない。流れが絞られて意外に押しがある。ツボにハマると入れ掛かりもある。分流が本流へ合流する辺りで良型が出る。Dは流れ込みだ。
荒い釣りが体感できる法伝橋
国道156号沿いを北上すると、目に飛び込んでくる激流。郡上に来た釣り人なら誰しも見たことがあると思う。道路から見てサオを出してみたいが「あの激流は無理」と通り過ぎる釣り人は多いと思う。郡上屈指の激流地帯だ。
タイミング的には8月の渇水時だ。渇水しても瀬はかなり荒いが、ポイントは増える。Aは渇水時に狙うと良い。以前は左岸に分流があったが、今は埋まってしまった。
まずは定番の瀬肩から攻める。瀬の中段にオトリを入れやすいタナがある。この辺りをしっかり探ろう。根掛かりが多いので、背バリとオモリをうまく使い分けたい。
Bはトロだが石アカが良ければ狙ってみたい。もちろん泳がせで。Cは右岸から狙おう。橋のたもとに入川口がある。型も平均良い。下流に大岩があり取り込みにくいので、タックルは頑丈なもので。
Dは大岩に囲まれた釣りにくいエリアだが、それだけサオ抜けができやすい。いればすぐに掛かるので粘りは禁物。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
▼この釣り場について長良川郡上
問い合わせ:郡上漁協
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年5月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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