茨城県で夏の風物詩・夜イカがシーズンインした。ここではタックルから釣果アップのコツ、直近の状況までを紹介する。

ぜひ、夕涼みを兼ねた釣行に出かけてほしい。

(アイキャッチ画像提供:不動丸)

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夜イカ釣りタックル

浅場で釣れ盛る釣りだけに、イカメタルやライトタックルも人気。どちらも希望する場合は事前に船宿に確認を。

【2021茨城】夜イカ釣り入門 釣果アップのコツと最近の釣果を紹介
タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

今回は通常のタックルについて説明する。竿は8対2~6対4のイカ竿。オモリは直結ならば60~150号までを用意しておきたい。使用する号数は必ず船長に確認を。

仕掛けはスッテやプラヅノ仕掛けを使用。詳細は図参照。直結仕掛けの場合は、ブランコに比べ重めのオモリ、太めのミキイトが基本。

夜の釣りだけに水中ライトが大きな効果を発揮する場面が多々ある。各色用意しておきたい。

船上は集魚用の照明が灯り明るいが、両手がふさがらず手元を明るく照らすことができるヘッドライトなども忘れずに。

乗船前の注意

各船とも夕方の出船となるため、遠方から釣行する場合は、交通情報などに注意し、早朝に出発する以上に余裕を持って出発することを勧める。

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夜焚きイカ好乗り(提供:かもめ丸)

また、夜間は船上の風景が暗闇に包まれるため「日中は船酔いしないが夜になると酔いやすい」という人は少なくない。しかも、”仕事終わりでそのまま乗船”というような場合は疲れが残っているため船酔いしやすくなっている。十分に注意を。

また、夏とはいえ夜は冷え込むこともあるので、羽織れるものを用意しておいたほうがいいだろう。

釣果アップのカギ

「指示ダナから下には下ろさずに上へ上へと探る」のが鉄則。

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タナのイメージ(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

イカが乗ったらそこが当たりダナ。その水深を覚えておき、次投からはその付近で集中的に誘いをかける。

全員で協力してイカの群れを少しずつ上に誘い上げ、船下の浅いタナまで寄せよう。

ブランコ仕掛けであれば1m上げては竿先をふわりふわりと揺らして誘い、4~5秒静止してイカに乗る間を与える。当日の活性に合わせて待ち時間を調整していくといい。

直結なら、指示ダナから電動リールをスローで巻きながら竿先をシャカシャカと小刻みにシャクッて上へと探るのも有効。

100~200尾といった釣果が望める釣りだけに手返しが重要となる。上手な人の釣り座のセッティングや取り込みの一連動作などを参考に、回数を重ねて慣れていくのが一番だ。

茨城県の夜イカ概況

梅雨明けに合わせるように茨城では各地で夜イカの出船を開始。那珂湊のかもめ丸では6日に今シーズン初出船。マルイカ0~8尾にムギ・スルメトップ38尾。

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初出船でトップは38尾(提供:かもめ丸)

鹿島の幸栄丸では16日に今季初出船。スルメ頭10尾にマル0~5尾。17日夜は沖を狙いスジ・ムラサキ交じりで14~80尾。

18日夜はスジイカ25~200尾にムラサキ5~60尾。

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スジ・ムラサキイカ交じりで好調(提供:幸栄丸)

不動丸では14日の試し釣りでスルメ3~31尾。18日夜は沖を狙いムラサキ・スジ交じりで40~176尾。トップ束超えもあり完全にシーズン開幕と言った印象。

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年7月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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