三重県・紀北町紀伊長島名倉の石倉渡船へ今年初釣行した。船外機ボートから沖の瀬があるポイントでサオを出し、釣友と2人でシマアジ40cmまで15匹、マダイ、メイチダイ、グレ2匹の釣果を得た釣行をリポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 山下諒祐)

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ボートでコマセ釣り

1月30日、三重県・紀北町紀伊長島名倉の石倉渡船へ今年初釣行した。船外機ボートで午前6時半に出船。この日は中潮で干潮10時53分、満潮が午後4時14分。下げから上げまで触れる状況だったので、朝一番から沖の瀬があるポイントに船を着けた。魚探で反応を見つつ、瀬から少し離れた水深27m前後の所で様子を見ることにした。

使用タックルは、ロッドがシマノ19ライトゲームCI4+73H190/R、リールはシマノオシアコンクエストCT300HG、仕掛けはカゴテンビン仕掛けで、ラインがPEライン1.5号、リーダー6号、ハリはマダイバリ10号、ハリス2.5号1ヒロだ。コマセカゴ60M、オモリ30号、テンビンは中通しフライ天秤を使用した。

レンタルボートでのコマセ五目釣りで想定外のシマアジ爆釣に歓喜
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 山下諒祐)

まきエサが効くとグレやマダイ

まずはボトム付近に魚を寄せるため、こまめにアミエビをまいて魚寄せからスタート。まき続けて30分くらいたったころから小魚がアタりだすが、うまくハリ掛かりしない。

もどかしい状況が続いたが、ボトムから5m巻き上げて誘いを少し入れボトムを取り直すと、クンッとサオ先が入った。聞きアワせるとグレが釣れてくれた。そこからもう1匹グレを追加し、マダイ、メイチダイとボチボチ釣果を重ねる。

だが潮止まりから上潮のタイミングに変わり、正午前からエサが沖へ流れるようになった。小魚のアタリはポツポツあったが、ハリ掛かりはしない。

こまめにエサをまき続けたが、いきなり小魚のアタリもなくなりエサも取られなくなった。

人生初シマアジ登場

潮は動いていたので、何回も打ち返したが反応はない。この日は打ち止めかなと思いつつ仕掛けを落とすと、20m付近で一瞬イトがフケて仕掛けが落ちていかない。聞きアワセを入れると、サオが海面に突き刺さる勢いで曲がり、ドラグの音が鳴り響いた。

明らかに今までの魚とは違う。焦りながらもドラグを調整しながらサオの弾力をうまく使いつつファイトする。引きはマダイのようでかなりアグレッシブだ。

そして5分くらいのやり取りで上がってきたのはシマアジだ。2人とも人生初シマアジだったので、船上に上がった瞬間に叫んでしまった。こんなご時世なので、違う方向を向いて(笑)。

まさかのシマアジ爆釣

その後すぐに釣友にも着底と同時にアタリがあり、先ほどと同じ引きでシマアジと確信。ランディングを手伝っていると、横からドボンと何かが海に落ちる音が……。見ると私のサオが海にドボンしているではないか。

幸いにもコードを付けていたのでロストは免れたが、リールは水没……。

回収して先に釣友の魚をランディング。私のタックルを海に飛ばした魚も幸いにも掛かっていたので、上げてくるとやはりシマアジ。そこからは仕掛けを落とすごとにシマアジが掛かる。バラシも多かったが、アミエビをまかなくてもハリにエサが付いているだけでアタリが続いた。

レンタルボートでのコマセ五目釣りで想定外のシマアジ爆釣に歓喜
まさかの爆釣にびっくり(提供:週刊つりニュース中部版 山下諒祐)

午後1時半に潮の流れが変わり、シマアジのアタリがパタリと止まった。時間的にも帰港時間だったので納竿。結果は2人でシマアジ40cmまで15匹、マダイ、メイチダイ、グレ2匹だった。

シマアジはもちろん刺し身で食べたが、ぜいたくにも1匹丸ごとフライにも。釣り初めからかなりいい思いをさせてもらった。


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<週刊つりニュース中部版 山下諒祐/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
石倉渡船
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年2月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post レンタルボートでのコマセ五目釣りで想定外のシマアジ爆釣に歓喜 first appeared on TSURINEWS.
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