6月19日、紀の川の夏ハゼの状況をうかがいに釣行した。のべザオ1本にクリール一つという軽装で移動しながらポイントを探り、釣果は約1時間半で25匹。

短時間ながら釣果もばっちり得られた当日の釣りの模様をリポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)

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紀の川で夏ハゼ釣り

6月も中旬を過ぎると、蒸し暑い日も多くなる。気の早いキリギリスの声が聞こえ始めると、気になってくるのは夏ハゼだ。キスがベストシーズンを迎えるころ、デキハゼもエサを食べてどんどん成長している。

6月19午後から紀ノ川右岸、南海電車鉄橋上流側の河原に降りる。ほぼ干潮の底近くであり、河原に降りたのが午後3時過ぎ、さっそく仕掛けを振り込む。

紀ノ川での夏ハゼ釣りで本命25匹手中 サイズは8〜10cmが中心
南海電車鉄橋の上流でスタート(提供:TSURINEWSライター牧野博)

当日のタックル

当日の道具は、サオがサクラ水郷小継の4.5m、そこに穂先から50cmをナイロン2号とし、そこにPEライン0.6号を4mつないだミチイト(昨年テストしたラインシステム)。その先にハゼテンビンを取り付け、オモリは2号をセット。仕掛けは赤袖5号の2本バリ(エダスの間隔は15cm)をハゼテンビンの腕のハリス止めの部分に通した。

ミチイトはあらかじめ作成して仕掛け巻きに巻いて天秤側にスナップを結んでおき、仕掛けは10本の連続仕掛けをこれもやはり自作して仕掛け巻きに巻いたものを切って使用する。仕掛けのセットは約1分で完了した。

デキハゼが連発

イシゴカイをハリいっぱいに付けて振り込む。干潮の底近くであるが、意外にも波口のすぐ先で魚信が連発する。8~10cmの小型であるが、今年のデキハゼならまだふ化して2~3ヶ月位であるが、ハゼの成長の速さには驚かされる。

ポイントが把握できれば、2ケタ釣るのにそんなに時間はかからなかった。

魚の着き場を早く突き止めるという意味でも、伸びの少ないPEラインの有効性が生かせたものといえる。

肩に改造クリールを下げて、少しずつ移動しながら新しいポイントを探っていく。強い締め込みで楽しませてくれたのは2年魚。2匹だけだったが、1匹は16cmの良型だった。

紀ノ川での夏ハゼ釣りで本命25匹手中 サイズは8〜10cmが中心
2年魚もヒット(提供:TSURINEWSライター牧野博)

当日の最終釣果

約1時間半でハゼは25匹。中心サイズは8~10cm、これに14、16cmの2年魚が1匹ずつ。これから一潮ごとにハゼは大きくなる。紀ノ川のハゼのわきは今年も順調なようだ。

紀ノ川での夏ハゼ釣りで本命25匹手中 サイズは8〜10cmが中心
当日の釣果(提供:TSURINEWSライター牧野博)

軽快に足で探るために

ミチイト及び連続仕掛けを仕掛け巻きに巻き、これとハサミなどの小物をクリールのファスナー付きポケットに入れ、クリールの中にはコンビニなどで売っている凍結ドリンクのPETボトルとビニール袋、エサのイシゴカイを入れる。

クリールを肩にかけてもサオさばきにはまったく問題がない。本当に軽快にハゼ釣りができる。ミャク釣りで次々と足でポイントを探るのは非常に楽であった。

熱中症について

ただし飲料水は必ず携行したい。クリールには、500のペットボトル2本を入れることができるので休憩した時に水分補給できる。釣行当日は風があって涼しかったが、この時期は熱中症の報告が非常に多い。

人間の身体は、暑熱馴化といって、1日の一定時間暑さを経験することを続けていくと、暑さに順応できるようになるが、これには比較的強健な成人でも4~6週間を要するといわれている。梅雨前後の急激な気温上昇だと、体が暑さにまだ順応できていないのである。充分な水分補給をしながら、無理のない釣行を楽しみたい。

交通

自家用車なら、第2阪和国道を南下、大谷ランプで降り、側道を走って紀ノ川の堤防沿いの県道を北島橋方面に走れば左側に市民スポーツ広場が見えてくる。電車利用の場合は、JR紀勢線紀和駅または南海和歌山市駅からタクシーが便利。

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<牧野博/TSURINEWSライター>

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