9月12日、釣り初挑戦のビギナーを引き連れ三重県津市にシロギス狙いで訪れた。当日は初心者には難しい状況であったが臨機応変に釣り物を変えてお土産ばっちりの釣行になった様子をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
彼女の妹に釣りの魅力を伝えたい
2ヶ月ほど前に私と彼女でシロギス釣りに行った際に、釣れたシロギスを食べた彼女妹。それが大変美味しかったそうだ。恐らくそれがきっかけで今回の釣り初参戦に繋がった。
なぜわざわざそんなことを書くのかというと彼女妹は「朝に強い、我慢強い、コツコツ積み上げる努力型」という釣りに向いている……もとい釣りをするべき性格ということもあり、かねてよりスカウトしていたのだ。
参戦するとなれば、後は美味しい魚を沢山釣ってもらうのがキモ。釣りは楽しい+美味しいという良い思い出を作れれば思い出補正も掛かって冬頃には「釣りに行きたい!」という声を向こうから掛けてくることに疑いはない。
もっとも釣ってもらうと口では簡単に言えるが、自分だけでも釣ることに四苦八苦するのに素人の他人に釣ってもらうのは大変難儀する。釣り物とポイント選定に力を注いだのは言うまでもない。
早々に本命シロギス登場
2ヶ月前にシロギスで良い思いをした三重県津にポイントを定め、シロギスが難しければ調子の良さそうなハゼに移動する2段構えでポイントを組んだ。シロギスはまだしもハゼなら釣れるだろうという作戦だ。

まずは日の出とともに浜にエントリー。写真を撮って楽しむ姉妹を横目にせっせとタックルの準備に取り掛かる。私は釣り方指南、餌付け、キャスト、ハリ外し担当なのでサポートに徹しつつ釣り開始。彼女の方は前回の記憶もあるようで1投目で見事に本命をキャッチ。
妹もキスをキャッチ
彼女妹の方はアタリを今一つ感じれていないようで若干苦戦中。それでもいつのまにかハリ掛かりしていシロギスをキャッチ!その後も少し食い渋る状況ではあるがポツリポツリとシロギスがヒット。

彼女妹にも遂にはっきりとした魚信が来たようで(ハリ数は3本なのだが)「これは5匹はいる!」と強気発言。みんなで期待の5連釣果を見ようと待っているとまさかのスカ!
ひと笑いしたところで魚が離れてしまったのか食い渋りに。私はまだ釣れるのだが2人は釣れなくなってしまったため、ここは粘らずハゼ釣りに移行。
ハゼ釣りにシフト
道具をさっと畳んで車で少し移動。ハゼはちょい投げとミャク釣りで狙う。ちょい投げはライトゲーム用のタックルだが、足元中心ならばミャク釣りのように狙うこともできる。タックルが軽く扱いやすいうえにアタリも明確に出るため、天秤は無しでオモリと仕掛けだけの単純な仕掛けをチョイス。
手首を軽く返すだけでアワセになるようにハリスも5~7cmと短く設定。ちなみに天秤無しでハリスが長いと魚が釣りにくくなるため注意。
ハゼ連発にひと安心
ハゼの具合はというとハゼのいるところに餌がくればアタリが出るようだ。しかも一度掛け損なってももう一度同じ場所に餌を落とすと再び反応が出るかなりの高活性。
2人ともしっかり魚のアタリを感じで、それをキャッチに繋げており「うんうん、釣りという沼にドボンと落ちてもらうにはこれくらい釣れないとね」と思いながら安堵のため息。一度、小休止を挟みながら釣りを楽しみ、7~8cmのサイズから15cmくらいの大きさまで様々なサイズが釣れ盛った。

ちょい投げでも良く釣れたが、潮がだいぶ引いた足元にもハゼが多くいるようで岸壁際ではハゼのサイトフィッシングで楽しむこともできた。あまりゲストは出なかったがワタリガニ、小タケノコメバル、ベラが釣れて楽しませてくれた。
釣果のポイント
しかし釣り場として良く釣れていたのかというとそうではなく、周囲のファミリーがなかなか釣れていない中、我々にはよく釣れていた印象。
誘いが重要
サイトフィッシングでの様子を見る限り動く物にかなりの好反応を示しており、置き竿ではなく手持ちで誘い続けたのが周囲の釣り人との差だと考えられる。少なくとも当日は、じっと待つよりもちょこちょこ誘ってアピールすることで近くのハゼが寄ってきてくれたようだ。
ハリの差
あとはハリの差である。初心者ファミリーあるあるなのが大きいハリを使うこと。たしかに餌を大きく付けられるためアピール力が上がるというメリットもあるのだが、大きいハリを無頓着に丸呑みしてくれるほど魚側も甘くないことが多い。
今回は明け方のキス釣りに使っていたアスリートキス6号をそのまま転用した。初心者2人でも、口の大きいハゼがハリを飲み込んでしまうという場面もそこまであった訳ではなかった。もちろん竿や糸といった要素もあるがこの2つが周りのファミリーよりも順調に釣れ続けた大きな差であるはすだ。
最終釣果
やればまだまだ釣れる場面ではあったが2人を疲労困憊にさせてしまうと最後に嫌なイメージを持たせてしまうかも。

2時間強のハゼ釣りでは3人でリリース込み60匹ほど。餌付け、キャスト、ハリ外しができないハンデがあるなかで、単純計算1人20匹はかなりの好釣果だろう。釣果以外にも彼女が(ビニール手袋越し)ならばイソメを掴めたことと、彼女妹も釣りが面白かったそうだ。という収穫があった。
ファミリーフィッシングで大いに楽しめるハゼだがちょっとした差で釣果はかなり異なるため、周りの観察などを怠らないようにしたい。
キス釣りも当日は魚が遠いのと食いからして初心者向きではなかったかもしれないが、別日ではまだまだ釣れているようだ。落ちギスも含めてもう少し楽しめるだろう。
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<永井航/TSURINEWSライター>
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