毎年この時期になると出かけたくなる上総湊。ここは古きよき昭和そのままの、時の流れが穏やかなハゼ釣り場で、尚且つ釣れるハゼも良型揃い、のはずだったのですが、今年は低調らしく、お隣の白狐川にて竿を出してきました。

15~17cmが顔を見せてくれた釣行をレポートします。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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白狐川でのハゼ釣り

千葉県富津市を流れる二級河川。川幅は広い所でも10mに満たない小規模な河川で、河口は竹岡漁港と隣接しており、ハゼの好ポイントとして知られています。残念ながら2年前より竹岡漁港は釣り禁止(一般人は立ち入り禁止)となり、白狐川についても十二天橋より下流は立ち入り禁止となってしまいました。

しかし、上流については特に規制されていないとのことで釣りは可能。緑に囲まれた川は、何処か懐かしさを感じてしまうような癒し系釣り場。残念ながら2014年を最後にハゼが釣れなくなってしまったのですが…今年は果たして?

千葉・白狐川で3年ぶりのハゼ釣り堪能 数は釣れずも型は良型中心
橋の向こう側は立ち入り禁止(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

朝イチは上総湊港で竿出し

朝5時半、夜明け直前に上総湊港に到着。古きよき昭和テイストたっぷりな風景を眺めながら準備をはじめます。港は釣船が出船の準備をしていて、カワハギ狙いの沖釣り師で賑わっていました。

千葉・白狐川で3年ぶりのハゼ釣り堪能 数は釣れずも型は良型中心
港内で探ってみるもアタリ少なめ(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

私は陸っぱりハゼ狙いということで、釣船の邪魔にならないよう港内を探ります。下げ止まりまで3時間、潮もまだ動いているようなので、足を使って念入りに探るも……アタリは少なく、2時間で10cm位1匹という渋い状況。「今年は厳しいのかな~」と思い、調査がてらに白狐川へ移動することにしました。

千葉・白狐川で3年ぶりのハゼ釣り堪能 数は釣れずも型は良型中心
ようやく釣れた1匹(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

竹岡漁港は釣り禁止に

車で5分程度走って白狐川に到着。すると、白狐川河口含む竹岡漁港は「一般人立ち入り禁止」の張り紙が。慌ててスマホで調べると、どうやら2年前より「釣り禁止」となった模様。

白狐川へ

漁港の方にお話しを伺うと、幸い白狐川については河口付近でなければ大丈夫ということで国道127号と交差する辺りで竿を出してみることに。

千葉・白狐川で3年ぶりのハゼ釣り堪能 数は釣れずも型は良型中心
河口から100mちょい離れた所でやってみる(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

釣果は全く期待していませんでしたが、緑豊かな、湾奥とは一線を隔てた釣り場で竿が出せることにホッと一息。リールタックルを使って「ちょい投げ」にて探ってみます。すると、2投目にて竿先「ビクビクビクッ」!

千葉・白狐川で3年ぶりのハゼ釣り堪能 数は釣れずも型は良型中心
深くなっている対岸付近でポツポツアタりました(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

8年ぶりにハゼと対面

1回目のアタリは油断してアワセが上手くいかず、すっぽ抜けてしまったのですが、2度目のアタリはしっかりアワセが決まり、良型のハゼ確保!たかが1匹、されど1匹。8年ぶりに白狐川でハゼが釣れたことに感動!

実は空白?の8年間、3度ここに来たのですが、毎度「ハゼなら湊川(上総湊)にいった方がいいよ~」と、地元の方に声を掛けられ続けてきました。実はこの日も「あっちの方なら釣りをしても大丈夫だけど、釣れないよ」と声を掛けられたばかり。「多分釣れないよ」とか「釣れないと思うよ」ではなく、「釣れないよ」ときっぱり。この1匹、ものすご~く価値のある1匹です!

千葉・白狐川で3年ぶりのハゼ釣り堪能 数は釣れずも型は良型中心
価値ある1匹がヒット(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

2時間粘って5匹

その後も足を使って少しずつポイントをかえながらアタリをだし、2時間かけて5匹を確保。釣れたハゼはいずれも良型で、きれいな飴色の15~17cm。出だしは下げ止まり時刻にもかかわらず、川の流れにより活性はあったようですが、上げ潮が効きだしたことで逆に流れが止まり、ポツポツあったアタリは全くなくなってしまいました。

また、痛恨にもカラスにアオイソメを半分以上奪われるトラブルもあったことから、この時点でエサもほぼ尽きてしまい、ここで納竿。2時間で5匹という、普通に考えれば激渋の釣果ですが、白狐川にハゼがもどってきたことに大満足。数釣りは別の釣り場でやればいいんです(笑)。

千葉・白狐川で3年ぶりのハゼ釣り堪能 数は釣れずも型は良型中心
良型が揃いました(小型は上総湊で釣れたハゼ)(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

白狐川での釣り方

話しは前後しますが、白狐川でのハゼ釣りのポイントを書きます。

川幅は河口付近でも10mもないような小規模な河川ですが、潮の影響受けやすく、川幅は変化することと、底は若干木の枝等の堆積物があるものの、底は砂地ということで、リールタックルでのちょい投げが有効。

ハリはハゼのサイズにあわせて選べばよいと思いますが、この日釣れたサイズでは筆者が使った6号では小さかった印象。エサも1~2cmの小さめより3~4cmにした方が明らかにアタリはでました。日により、そして時期によりかわると思うので、色々準備して試してみるといいでしょう。

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<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
白狐川
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