5月21日、三重県四日市市・楠漁港へキス狙いで釣行。夕方の短時間勝負で、型も数も伸びなかったが、キス12~16cm8匹の釣果となり久しぶりの投げ釣りを楽しんだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
楠漁港の釣況
初夏といっても、ここ数日は暑い日が続いている。漁港では何が釣れているのだろうかと、5月21日の午前中に三重県四日市市の磯津漁港へふらっと下見に出かけた。
日曜日とあって南堤でも吉崎海岸でもたくさんの釣り人がサオを出している。吉崎海岸に咲く満開のハマヒルガオを眺めながらしばらく散策してから楠漁港へ向かう。

北堤の釣り人に声をかけると、「キス釣れてますよ」と笑顔で答えてくれた。クーラーの中を見せてもらうと、良型交じりで20匹近く入っていたのでビックリ。お礼を伝えて自宅に戻った。
北堤で投げキス釣り
あのキスを見たら釣るしかない。帰宅後、早速投げ釣りの用意をして、午後に出発する。途中の釣具店でイシゴカイと投げ釣り仕掛けを購入して準備OK。
午後4時前に楠漁港に到着すると、南堤は釣り人や見学する人たちで大にぎわいだ。

北堤でもたくさんの釣りグループがサオを出していた。邪摩にならないように北堤先端より手前に入って釣り開始。

当日の仕掛け
潮回り(四日市港)は大潮で、満潮は午後7時28分。上げ潮を狙い3本バリにイシゴカイをカットして刺して前方へ投げ込む。

着底したらイトフケを取り、イトを張ってアタリを待つ。少しずつリールを巻いてキスにアピールしていく。止めては巻いての繰り返し。アタリが出ないまま回収すると海藻が引っ掛かって上がってくるだけ。午前中に全部釣られてしまったのかと心配になる。

新鮮なイシゴカイに取リ替えて投げ込むと、コンコン、ググーとサオ先が持っていかれた。良型キスを期待してリールを巻くと重い。正体はエサ取りのフグだった。ハリ2本がなくなっていた。
エサ取りは活発
仕掛けを交換し、少し方向を変えて投げ込む。今度はピリピリと小さなアタリ。上がってきたのは、キス釣りには付きものの小型のヌメリゴチでガッカリ。エサ取りは活発のようだ。

キスはポツリポツリと単発
周りの人を見ると、それほど遠投せずにポツリポツリとキスをヒットさせている。
私も軽く投げ込んでアタリを待つと、トントンとアタリが出た。追い食いを待ったがアタリは続かず。巻き上げると、小型だがパールピンクの楽しいキス1匹が上がった。

それ以降は軽く投げ込んで狙っていく。エサ取りのフグやヌメリゴチに邪魔されながらも、シングルヒットばかりだがポツリポツリと追加。良型を期待して投げ続けたが、最長寸は16cmだった。
最終釣果
釣り人が少なくなった午後6時すぎにサオを納めた。釣果は12~16cmのキス8匹。短時間の釣りで型も数も伸びなかったが、久しぶりの投げ釣りを楽しめた。

キスはまだ始まったばかり。これから本番を迎えると型も数も伸びるだろう。タ食にはおいしいキスの天ぷらをパクリ。

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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
▼この釣り場について楠漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年6月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post ちょい投げ釣りで16cm頭にシロギス8尾【三重・楠漁港】夕マヅメの短時間で手中 first appeared on TSURINEWS.