人気上昇中の海でのカヤックフィッシング。釣り物としては「タイラバ」「SLJ」が、手軽に釣果を得やすくオススメだ。

そこで、今回はカヤックタイラバ&SLJに適したリールを紹介してみたい

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター池下洋平)

カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水が...の画像はこちら >>

カヤックでタイラバ&SLJ

人口急増中のカヤックフィッシング・SUPフィッシングだが、お手軽で釣果を得やすい釣法として「タイラバ」や「SLJ」は欠かせない。筆者の周囲のカヤッカーもほとんどの方がいずれかでマダイを安定的に釣っている。

タイラバといえば専用タックルの発展も進んでおり、リールも各社から多数発売されている。しかしそれらはあくまでも遊漁船でのタイラバを想定して作られていることや、高額になることなど、潮水をかぶること前提のカヤックフィッシングには適していない部分もある。今回は、現在筆者がメイン機として使っているリールを、カスタム内容や理由を交えて紹介したい。

カヤックフィッシングに適したリール

筆者の考える「カヤックフィッシング用のリール」に求められる条件は3つだけだ。

(1)バーチカルがメインだが軽くキャスティングも行えるベイトリール
(2)分解メンテナンスが簡単
(3)そこそこのパワーとドラグ性能がある

特に(2)については先述の通り、海水を浴びるので定期的なオーバーホールが望ましく、自分で簡易メンテナンスができる構造だとありがたい。

筆者が愛用するのは◯◯用のリール

上記の条件を満たすリールとして、筆者が現在愛用しているのはS社のブラックバス用リールである。このリールの良いところは、海水対応な点に加え、構造がシンプルなこと。

カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
ブラックバス用リール(提供:TSURINEWSライターNoni)

特に手先が器用ではない筆者でも、ある程度バラしてメンテナンスを行える。フルメタルボディで剛性も高く、ブラックバスを想定されているのでパワーもある。まさにカヤックで鯛を釣るためのリールではないだろうか。

リールのカスタム術

カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
ベアリングでリールカスタム(提供:TSURINEWSライターNoni)

そのまま使っても良いのだが、カスタムすることにより更に使いやすくしている。まずはハンドルだが、こちらはノーマルハンドルより力を込めやすく掴みやすいパワーハンドルに換装した。カヤックだとグローブを着用しているため、大きめのハンドルノブはグリップ感も良い。

カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
ハンドルを交換(提供:TSURINEWSライターNoni)

もう一つのカスタムは、スプール周辺のベアリングだ。キャスティングの飛距離を伸ばすためにベアリングを交換する話はよく聞くのだが、まさかタイラバ用のベアリングがあるとは思わなかったので、見つけた時に即バイトしてしまったのだ。フォール時、リーリング時のノイズが軽減され、感度が上がった気がする。商品説明にもある通り、究極の自己満足であると認めざるを得ない。

カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
カヤックタイラバ&SLJ釣行に適したリールの条件3選 潮水がかぶることは大前提
カスタムは「究極の自己満足」(提供:TSURINEWSライターNoni)

釣る過程も楽しもう

今回は現在私の愛用するカヤックフィッシング用のベイトリールを紹介した。既製品のタイラバ専用リールを使っても良いのだが、理論的にカスタムすることによって釣れた時の満足感は倍増するに違いない。

釣果を求めることはもちろん正解ではあると思うが、「何を」「何で」「どのように」釣るのか、を追求することもカヤックフィッシングの世界では楽しみのひとつだと感じる。自分だけのタックルで楽しいK.F.ライフを送っていただきたい。

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<Noni/TSURINEWSライター>

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