6月30日(金)、再びソウギョ(草魚)と対峙して見たくなり荒川中流域へと釣行。完全な初場所での短時間チャレンジではあるが、場所選びで筆者の勘が冴え、見事にメーターオーバーのソウギョを手中に納めることができた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)
荒川でソウギョ(草魚)釣り
同河川は埼玉県から東京都を流れていき東京湾にそそぐ流路173kmもある大河川である。平均川幅1500m、日本一川幅の広い箇所(2500m)、河川敷に残る豊かな自然など多くの特徴をもつ。
釣りとしても上流域では渓流釣りやアユ釣りが盛んで、中流下流域では大物淡水魚も生息しており様々な釣りが楽しめる。今回は筆者が以前から気になっていた中流域に狙いを絞りソウギョチャレンジする事になった。
ソウギョ釣りのタックルと仕掛け
今回はソウギョをウキ釣りで狙う。リール竿を使った以下のタックルに、仕掛けは道糸に直結。玉ウキを通して、がまかつ鯉鈎16号針を結んだ。エサはセブンイレブンで購入した食パンを使用する。
竿
プロマリン ブルーベイ磯3号
エサ
パン セブンイレブン3斤使用

ソウギョとは
中国四大家魚のひとつでハクレン・アオウオ・コクレンの仲間であり、日本ではかつて食用として大陸から持ち込まれた魚だ。大きいもので1.2mクラス前後、重さは20kgクラスにもなる。
そして利根川・霞ヶ浦水系はハクレンなどにマッチした環境のようで、多く生息が確認されている。利根川水系につながる荒川水系でも、ハクレンほどの個体数は居ないがソウギョが狙えるのである。

元荒川での釣りを経験して荒川へ挑戦
わりと『ソウギョポイントが絞り易い元荒川』に比べると荒川は広大であり、その分ポイントによりけりで攻めにくい。それでも、川の規模も大きく可能性は見出せるだろう。筆者は以前から気になっていたエリアへ、下見ついでに出掛けた。
午前11時過ぎに現地到着してお初エリアに突入だ。
いかにもなポイントを見て回るとそれらしきサカナを早くも確認する。周辺に居るのは間違いないが、現地到着とともに雨が降り出していかんせん足場が悪いので、少し移動して釣りが出来そうな所を探すことにした。
釣場を確保してスタート
ローライトな天候でいかにも釣れそうな気配。しかし、パンを撒き始めても、なかなかサカナが寄る気配はない。開始直後は厳しい状況だったが45分ほど経過したころ、目の前に90cmUPクラスの大ゴイが姿を現した。

下流から本命登場
このサイズ感なら自己記録サイズを間違いなく超えそうなコイだなと見惚れつつ、ぷかせたパンをバクバク食べている。
ローライトの効果に感心していると下流側よりさらに大きな魚影が突如に現れた。
ソウギョとのバトル開始
大物2尾を目の前にして数秒怯んだ私だが、これほどのチャンスは絶対に逃さない。
コイが上流側へ移動し始めたタイミングでソウギョの進行方向にパンをぷかせた。すると警戒なくパクリと口に入れる。瞬間アワセると巨体は下流へと一気に下る。
時計は13時01分、掛けた巨大魚は下流へ下りリールからどんどんラインが引き出されていく。だが50m前後で止まりこちらも巻いて寄せていく。
前回にヒットした時と同様に近くまで寄せては走られるの繰り返し。
37分間のバトルを制したのは筆者
1度岸付近まで寄せた際にサイズ感が分かり、メーターオーバーは確実なサカナ。やりとりよりもタモ入れ時が1番重要な釣りであることを念頭に入れつつ、慎重にやりとりを継続した。
30分ほど経過したころから私優位な状況になりタモ入れのタイミングを図る。岸に寄せた瞬間に沖側からタモ入れして御用となった。

勝利に浸り感謝してリリース
釣り上げたソウギョは素晴らしくキレイな魚体で、計測すると全長110cm叉長104cm胴回り64cmと素敵な大物。

そしてメーターオーバーのソウギョと記念撮影をさせてもらい感謝してリリースした。まさか初場所でいきなり本命が釣れるとは思いもよらず、感動に浸り暫くの間動けなかった。

その後はのんびりウキ釣り継続
バトル後はしばらくサカナっ気もなくパンを沈めてのんびりしていると突如豪快にウキが沈む。
引きも強烈で磯竿がキレイに曲がり、まさかと思いきや引きを楽しんでいると、まあまあサイズのアメリカナマズであった。

ミミズでバスも釣れた
予備エサにミミズも持参していたので、板オモリを付けてカバー下に仕掛けを入れておくと、よそ見をしている間に竿が引かれた。竿を取ると、これまた強烈な引きだ。
何かと思えばスモールマウスバスである。ナマズにバスに楽しませてくれ、おかずができたのでその場で処理してお持ち帰りすることにした。これにて今回は大満足して帰宅することにした。

新規ポイントでのソウギョ釣りの感想
今回は場所選びにおいて勘が冴えたことに加え、やはり天候も多少なりとも影響しており釣りやすい条件下だったこともあるだろう。
数も少なく簡単には釣れてくれないソウギョであるが、自身の力のみで努力してモノにできた感動は間違いない。メーターオーバーのサカナを手にすることは簡単ではないが釣戦する価値があり満足感は半端ではない。また釣戦したいと思う。
初場所ソウギョが釣れた要素3選
最後に今回の釣行でソウギョが釣れたポイントをまとめた。
1、生息するポイントを発見
今回のポイントのある流域は私が以前から注目していたエリアではあるが、元荒川でのソウギョチャレンジを振り返ってみると居るポイント(確認できるポイント)にはやはり共通点がある。そのためポイント的には間違いないだろうと断定して釣行に至った。
2、天候がやっぱり重要
元荒川では行く度に毎回ソウギョを確認していた。だが天候によりエサに反応しないこともあり(コレはポイント水位も重要)、狙うならやはりローライト的な状況がベスト。今回強引にスケジュールを変更してのチャレンジで、前回同様にローライトで釣ることが出来た。
3,パワータックル
今回はリールを5000番へ新調したこともありかなりパワーUPして挑んだ。やりとりも相当に楽になりラインも4号にあげてかなり戦いやすいバトルであった
その割に30分以上掛けて取り込んだのはタモ入れタイミングをはかるためであるが、余力があるという事は強気で挑めるということである。
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<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
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