何やら志摩沖が大盛り上がりしているとの情報があり、すぐに駆けつけてきた。情報が出たのは3月10日。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・丸山敬太)
和具出船でトンジギ
3月13日に三重県志摩市和具漁港の遊漁船を予約。ワクワクの釣行が決定した。当日船着き場に到着し、受付を済ませて準備を開始。友人たちと7人で乗船した。
港から30分ほど船を走らせポイントに近づくころ、船長が無線で他の船とやり取りをしているのが聞こえてきた。すでに釣り開始している船からのヒットコールだ。早すぎるヒットコールにがぜんやる気アップ。船が止まり、釣りスタートの合図が出た。
指示ダナは100mより上とのアナウンス。ジグは300~400gくらいがいいのではとのこと。まずはムラマサTS400gを落としていく。
3回目は130m、4回目は150mと少しずつラインを出しながら釣っていく。最初は真下に落ちていたラインが船が流されるつれ、どんどん前へ出ていってしまうので、ジグが指定ダナの水深50~100mの間に落ちるようにするためだ。
時合い突入でラッシュ
開始から30分、予想に反して船中アタリなし。しかし、無線ではどんどんヒットコールが入り、周りの船は釣れ始めている様子。みんなが焦り始めてきたころ、130mから巻き上げてきていた私のロッドにグッと重みが乗った。

しっかりアワセを決めフッキング成功。ファイト開始と同時に、釣れたタナを周りに伝える。船中ファーストヒットで上がってきたのは、10kg弱のこの時期アベレージサイズのビンチョウだ。すぐに同船者にヒット。同サイズが上がった。

そこからはさすが好調の志摩沖、飽きない程度に船中でヒットし、ダブルヒットやトリプルヒットなど盛り上がるタイミングもあった。時折魚探に反応が出たり、小規模なトリヤマが近くでできたりと、終始気配はムンムンだった。
船中19匹ゲットで満足
後半になると風が強くなり、どんどん流されていくのでジグを交換。あいや~ロング黒潮リミテッド450gをセレクト。このジグは水切りが良いので、流されるような状況ではオススメだ。

この交換が奏功し、後半に2匹追加。風も強くなり、少し早上がりの正午に納竿となった。結果として私は4匹、船中19匹とまずまずの釣果。数日前の爆発ほどではなかったが、これだけ釣れれば大満足。みんなでワイワイ楽しい釣行となった。
今回使用したジグは300~450g。できれば50g刻みでいくつか用意しておくといいだろう。
<週刊つりニュース中部版APC・丸山敬太/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年4月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。