大阪湾のなかでも人気の堤防、岸和田一文字。例年、初夏から秋にかけてマダコ狙いの釣り人で賑わうが、今シーズンはすでにキロクラスのマダコが姿を見せ始めている。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・夕日とぼうず)
岸和田一文字でエギタコ釣り
6月14日(土)、一番船に乗り込み、あえて旧一文字ではなく沖の北側へ渡った。5月に自身初のキロタコを釣った実績もあり、再びその再現を狙っての選択だった。
到着したエリアは、嬉しい貸し切り状態。広々と探れる好条件に胸が高鳴る。帰りは11時の迎え便、午後からは雨予報。短時間勝負の釣行となったが、雨嫌いの筆者にとっては都合のいい時間設定でもあった。
投入したのは、キビナゴを巻きつけたTポートのオリジナルカラータコエギ「オクトパスタップ/オレンジゴールド」。しかし、2投目で痛恨のバラシを喫して以降、2時間ほど沈黙が続き、根掛かりとの格闘が続く展開に。

1kg超えマダコ登場!
状況打開の一手として、昨年の紀北クログチ釣行で余っていたホタルイカを贅沢に盛り、サバの切り身と組み合わせて投入。すると7時43分、空からぽつぽつと雨粒が落ち始める。
タコの活性が高まる条件かもしれない。と、竿先が重たくなった。

雨でタコの活性高まる?
8時を過ぎ、本降りの雨に。そんな中、巻きエサを新たにして投入した直後、小型ながらも1杯目を追加。さらに9時半、ホタルイカを再度盛っての一投で、再び小ダコがヒット。雨のおかげか、タコの活性は右肩上がりだった。

イカがヒット?
9:45、タイムアップがそこそこに迫ってきた。と、これまでとは次元の違う重みが伝わる。さきほどのキロタコの倍以上の重さか…。必死に巻き上げるが、途中で無念のバラシ。回収したエギには、アオリイカの頭部らしきものが…。

わずか数時間の釣行ながら、岸和田一文字のポテンシャルをあらためて感じる内容だった。特に雨天時の活性上昇は印象的で、今後のタコ釣りにもヒントを与えてくれそうだ。次こそは、バラした“異次元の重さ”の正体に迫りたい。

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<夕日とぼうず/TSURINEWSライター>