一つの釣りに集中していると、時々何が最適なのかわからなくなり自分の釣りがぶれてしまいがちなアングラーも多いだろう。そんな時は、思い切って新しい環境で釣りをするとまた新しい視野が広がるかもしれない。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)
釣り遠征は発見と感動だ
一つの釣りに集中していると時々迷いが生じて自分がしたい釣りがなかなかできなかったり、自分の経験からくる答えを出しても上手くいかなかったりして自分の釣りがぶれてくることがある。
そういった時、筆者は思い切って遠征に出かけてみる事がある。見慣れた同じ釣り場でいろいろと悩むより普段とは違う新しい場所新しい環境で釣りをしてみると思わぬ発見が見つかることもある。そして、なにも分からない遠征先で手探りで答えを導き出し、結果が伴った時の感動は一生の思い出になるのだ。

自分の釣りがスキルアップ
自分の知らない未知の環境での釣りは自分のスキルアップにもつながってくる。
普段やっている釣り方がその場所で通用するのか、通用しないならどうすれば結果が出るのかを手探りで探していくことこそが遠征の楽しさでありレベルアップに繋がる。
筆者も実際に地元瀬戸内から離れ、太平洋側や日本海側にも遠征に行くこともあるが、地元で通用したやり方が現地では反応を得られなかったり、逆に遠征先で見つけたやり方が地元でも通用するなんてこともある。

応用力が身につく
地方や海が違えば魚の種類や生態も変わってくるので、地域によっては普段通っている所では見られない魚や生き物に出会えるチャンスがあるかもしれない。地元とは違った地形や環境に触れることで、色々なパターンの応用ができるようになり自分の中の引き出しが増えていくのだ。
観光も併せて楽しもう
釣り遠征は釣りだけでも楽しめるが、かなり遠出をした遠征や何度か行ったことある場所でも釣りしかしたことがない人は、是非とも休憩がてら観光もしてみてほしい。

折角釣りに来たんだから釣りをしたいというのはごもっともだが、ちょっとした気分転換がてら近くの街や観光地を歩いて周ると結構楽しいものだ。家族や友達にお土産を買ったり、ご当地グルメなどを食べに行くのも遠征の醍醐味だろう。
筆者もどちらかというとずっと釣りをしていたい人だが、釣果がなく焦り始めたときは一度気分転換に落ち着く為にふらっと観光地を歩いてみたりする。そして、遠征の時は必ずその地域の人気のお店やご当地グルメを食べに行く。

思い出に残る遠征に
家でワクワクしながら遠征の計画を建てスケジュールを組んでやりたいことをやり、時には行き当たりばったりで動き全力で楽しめた遠征はずっと記憶に残るだろう。
何もかも上手く遠征の方が実は少ない、だが失敗したとしてもその経験を踏み台に反省点を考え、次に活かせばいい結果につながるかもしれない。

現に筆者も何時間もかけて遠征に行き3日でフグ1匹だけだった大空振りの遠征もある。 だが、自分のしらない場所での釣りは楽しかったし、釣れない状況でも色んなことを考え試せただけでも価値のある遠征だった。

地元での釣りも良いが何かに思い詰まったら新しい発見と一生の思い出を求めて、少し遠くに遠征して自分の知らない世界をみんなにも体験してみてほしい。
<明石健太郎/TSURINEWSライター>