【インタビュー】映画『アースクエイクバード』ウォッシュ・ウエストモアランド監督 「“東京ノワール”と呼べるような、新たなノワールが構築できると思いました」

【インタビュー】映画『アースクエイクバード』ウォッシュ・ウエストモアランド監督 「“東京ノワール”と呼べるような、新たなノワールが構築できると思いました」
ウォッシュ・ウエストモアランド監督

 1989年の東京で日本人写真家と恋に落ちた外国人女性ルーシー(アリシア・ヴィキャンデル)。だが、やがて彼女は三角関係に心乱され、行方不明だった友人殺しの容疑までかけられる。スザンナ・ジョーンズの同名小説をリドリー・スコットのプロデュースで映像化したNetflix映画『アースクエイクバード』が11月15日(金)から独占配信開始となる。本作を監督したウォッシュ・ウエストモアランドに製作の舞台裏などの話を聞いた。

-この映画を作るきっかけは?

 製作に入る2年ぐらい前、リドリー・スコットの製作会社で別のミーティングをしたとき、この映画の製作者でもあるマイク・プルスから「君はきっとこの本が気に入ると思う」と、原作本を渡されました。そして、1989年の日本が舞台になっていると聞いて、「実はその頃、僕も日本に住んでいたんですよ」という話をしました。だから、すぐに自分と通じるものがあると感じました。実際に原作を読んでみると、主人公のルーシーの異常な心理状態に引き込まれていきました。そこで“東京ノワール”と呼べるような、新たなノワールが構築できると思いました。

-本作には、リドリー・スコットの『ブラック・レイン』がちらっと映ります。本作と同じく日本を舞台にした、『ブラック・レイン』が公開されたのも89年でした。何か関係性や影響はあったのでしょうか。

 確かに、主人公のルーシーが『ブラック・レイン』の翻訳作業をしている様子が映ります。僕としては、『ブラック・レイン』とこの映画をパラレル(平行)で見せられるシーンだと思いました。また、時代的にも、同じく日本を舞台にしたノワールの『ブラック・レイン』が映るのは、タイミングが合っていますし、それをルーシーが翻訳しているというアイデアは面白いと思いました。


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