ミュージカル「プロデューサーズ」の取材会、公開ゲネプロが7日、東京都内で行われ、W主演を務めるWEST.の濵田崇裕と神山智洋、キャストの王林、演出・振付けのジェームス・グレイ氏が登場した。

 本作は、落ち目のプロデューサー・マックス(濵田)と、プロデューサーを夢見るさえない会計士・レオ(神山)がタッグを組み、“史上最低”なミュージカルを作って一獲千金を狙う顛末(てんまつ)を華やかかつコミカルに描く大爆笑コメディー。


 
 本格ミュージカルは初出演となる濵田は、開幕を控えた心境について、「楽しみにしていました。見に来てくださった皆さんを別空間にお連れして、華やかな気持ちになって帰っていただけるように頑張ります」と意気込み。

 神山は、「すごく濃い稽古期間で、いろんな発見があって、毎日ドキドキハラハラしています。(WEST.がデビュー)10周年のタイミングでメンバーの濵ちゃんと2人でミュージカルをやれていることは、すごく安心感を感じていますし、心強かったです」と稽古期間を振り返った。

 「1カ月の稽古期間を通して、お互いの新しい発見は?」と質問されると、濵田は神山について「楽屋にコロコロを持参して、部屋を掃除していたので、こんなにきれいにする人なんだって…」と驚いたことを明かし、笑いを誘った。

 一方の神山は、「20年の付き合いがあるからこそ、(芝居で)最初から遠慮なしにたたいたり、ここはこうしたいやろうなというのがお互いに分かるので、あうんの呼吸みたいなものは改めて実感しました」と濵田への厚い信頼を告白。

 報道陣から「WEST.のほかのメンバーが作品を見に来たら、嫉妬してしまいますね」と振られると、濵田も「そうですね」と笑みを浮かべ、「WEST.のほかのメンバーでは成立しないシーンもたくさんあります。勝手にシンクロしていたりします」とコンビネーションの良さを語った。

 舞台は、11月8日から12月6日まで東京・東急シアターオーブで上演。

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