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9月11日、SKE48の6期生が単独ライブ「SKE48 6期生 Zepp Nagoya 単独ライブ ~今までと、これから~ Supported by ゼロポジ」を、愛知・名古屋のZepp Nagoyaで開催する。彼女たち「栄6期生」が2017年の「じゃんけん大会」以来、2年の月日を経て悲願のステージに立つ。

北川綾巴卒業を前に実現したライブを前に、6期生が歩んできたこれまでの道のりを振り返ってみたいと思う。

6期生は2013年2月28日に劇場でお披露目され研究生として活動を開始した。
当時を取り巻くSKE48の環境としては、ファンを震撼させた矢神久美小木曽汐莉ら選抜メンバーを含む“大量卒業”の余波で、今後のグループのあり方についてメンバー、ファン、スタッフがそれぞれの考えで試行錯誤を行なっていた時期だった。そんな中で6期生に期待されたのは空いた枠を埋められる即戦力としての活躍だった。事実、正規メンバーへ最短昇格を果たした東李苑AKB48グループ研究生の選抜ユニット「てんとうむChu! 」のメンバーに選ばれた北川綾巴など、ポテンシャルを発揮するメンバーもいた。今でこそ、ソログラビアや親善大使、地元局の冠番組にラジオパーソナリティなど多岐に渡る活躍を見せる6期生だが、その芽が開花するまでには長い道のりがあった。

グループ初の組閣が行われ、ドームツアーの発表とナゴヤドーム公演の開催発表。2013年上半期は怒涛の勢いでグループの体制が変化していた。6期生たちは研究生公演として「会いたかった」公演、「制服の芽」公演を行いながら、各チームの演目にアンダーで出演し場数を稼いでいた。SKE48結成当初の目標、ドームツアー『SKE党決起集会。「箱で推せ!」』のナゴヤドーム公演を成功させ、後に行われたグループ跨ぎの「大組閣」によってSKE48は再び再編され、1チームが16人以上の体制へと変化し、研究生のアンダー出演は激減。さらに、公演の演目を正規チームに譲る関係で公演自体が行えない事態となる。

この状況に松村香織の働きかけで、48グループの楽曲の中からオリジナルのセットリストで構成された「アップカミング公演」が始まる。全4演目が行われたこの公演は楽曲に込められた歌詞の意味を考え、研究生が行うには表現力を求められるユニット曲の選曲など、挑戦的なセットリストがファンの間で話題となり、今でも語り継がれる伝説の公演へと昇華した。この公演で表現力を鍛えた6期生たちは、2015年3月31日に全員正規メンバーへの昇格を果たした。

1期生の松井玲奈の卒業と、7期生、ドラフト2期生の加入によって、先輩としての自覚と選抜メンバー入りへの期待が高まる中、『金の愛、銀の愛』では竹内彩姫、日高優月が、『意外にマンゴー』では北野瑠華が、そして10周年イヤーのアニバーサリーソング『無意識の色』では鎌田菜月がそれぞれ初選抜入り。先んじて選抜メンバー入りした北川綾巴は『12月のカンガルー』で宮前杏実(5期生)とWセンターに抜擢される。SKE48が待望の2ndアルバム『革命の丘』をリリースした2017年以降は名古屋を中心にグループ活動が活性化し、それに伴って6期生も劇場を飛び出しテレビ、ラジオ、さらには各々の特技を生かしたソロ活動を本格化させていく。



好転した状況の中で、この年開催された「じゃんけん大会」において6期生は初めてチームを組んである目標を立てた。それが、Zepp Nagoyaでの単独ライブだった。赤いセーラー服に身を包み「栄6期生」として拳に闘志を宿し、準々決勝まで駒を進めた。一戦一戦に全精力を注ぎ込む姿に、その場にいた誰もが心を奪われた事だろう。
この白熱した一夜が、6期生の転換期となった。個々のファンが6期という枠組みの中でまとまり、SKE48史上稀に見る期別に推す風習が定着する。

その流れは次第に他のSKE48ファン、スタッフ、関係者へと広がりを見せ、2018年8月8日に東京・赤坂のTBS夏サカス2018で開催された『SKE48 いきなり6期生 ゼロポジライブ』へと結実する。

当日は台風の接近によって開催が危ぶまれたが、それでもずぶ濡れになることを覚悟して、滑りやすいステージの上でパフォーマンスをやり遂げた6期生たち。その姿はまさにデビューから激動の時代を生き抜いてきた生き様そのもののように思えた。雨をも味方につけてしまう彼女たちは、これ以降、集まるごとに雨が降るようになり、久しぶりの野外コンサートとなった「AKB48グループ 春のLIVEフェス in 横浜スタジアム」では、6期生のステージに合わせるように土砂降りの雨が降った。

SKE48にとって雨が降る日は吉兆の前触れとも言われている。
個性もなかなか生かせず、常に逆境の壁を這い上がってきた6期生。

いつしかグループに必要不可欠な中堅として、あらゆる場面である時は光となり、一方では影の中から支えてきた。先輩と7期生以降の後輩たちを繋ぐ役目も果たすようになった。そんな彼女たちが今夜は“主役”だ。ちょっとデコボコで、性格もバラバラな、個性の塊の6期生だけのステージがいよいよ幕を開ける。

今日の天気は全国的に不安定だ。これから行われる熱気と感動のステージを前に、名古屋の空に夕立が来そうだ。


SKE48 6期生が悲願のZepp Nagoyaのステージへ「夕立の前」に贈るこれまでの軌跡
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【SKE48 6期生コメント】

青木詩織
「6期と歩いてきた6年間を出し切ります!皆さんも見守っていてください
おしりんサイリウムとなにかしらするためのタオルお忘れなくー」

井田玲音名
「今日はいよいよ、「6期生単独 Zepp Nagoya LIVE」です! たくさんの気持ちを込めてつくったライブ。 私たちの「今までとこれから」をみてください!」

鎌田菜月
「私たちの夢が現実になる日をどうか見届けてください」

北川綾巴
「ついに明日ですっっっ 来れない方はこちらから生配信絶対みてね あ~ドキドキだな~」

北野瑠華
「6期生の今までとこれから。私たちなりに想いを伝えるので最後まで見守っててくれると嬉しいです。本当に本当に楽しみ ワクワク 今日は最高の1日にしような!」

熊崎晴香
「とうとう明日!!楽しみでしかない!!ワクワクドキドキが止まらない!明日は最高な1日にしようね!!」

竹内彩姫
「仕事が全て終わり集まれたメンバーでの練習に合流 明日が本番だなんて今はまだ実感湧かないなぁ 皆様お楽しみに」

日高優月
「6期単独Zeppライブ 8人で、魂こめて魂ぶつけて最高のライブであったと思えるような素敵なものにしたいと思います」