【写真】三代目JSB、クリスマスイブにバラエティ豊かな生配信ライブを開催!
LDHが仕掛ける新たなエンタテインメント『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』。クリスマスイブとなる3日目には、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)が登場。
オープニング映像では、クリスマスパーティーのチケットを手にした少女が、あるお屋敷に到着するシーンから始まる。鍵穴を覗くと、その向こうにはクリスマスツリーや暖炉を前にリラックスムードのメンバーたち。衣装はルームウェアで揃え、シャンパン片手に椅子に座りながら口ずさむという、”おうちクリスマス”感たっぷりのムードだ。これまで7月、9月、11月と『LIVE×ONLINE』を行ってきた三代目JSB。毎回配信ライブならではの演出やアイディアを実現してきたが、今回は視聴者が家でライブを見ているであろう状況に想像を巡らせ、ファンとの一体感を強めるための演出なのかもしれない。
ライブは今市隆二と登坂広臣が歌い上げる「Silent Night」でスタート。ステージが転換すると、巨大なプレゼントボックスの山が現れグリーンのサンタクロース風衣装のダンサー達も登場。メンバーもプレゼントを抱え、珍しくナチュラルな笑顔でパフォーマンス。2曲目は「LAST CHRISTMAS」。プレゼントの包みから星のオーナメントを取り出し、ステージ頂上のツリーに飾り付ける。
3曲目「O.R.I.O.N.」はライブでも盛り上がる定番曲だが、今回はスペシャルバージョンのテクノアレンジでいつも以上にキラキラ度がアップ。続く「HAPPY」では、パフォーマーのソロダンスでクールな魅せ場を作りながらも、一方でメンバー同士のノリの掛け合いを見せるギャップある演出に。ELLYが山下健二郎の肩を抱き寄せるシーンにはコメント欄が湧いていた。
「Forever Together」では光のフィルターに包まれ、メンバーが反射板の中で踊るという幻想的なステージに。
立て続けにクリスマスにぴったりの選曲が続いた後、トークパートがスタート。今回は事前にファン投票で選ばれた4曲から、Twitter投票で上位3曲を選びパフォーマンス直前に発表するという企画も進行中。現時点では、1位は2019年のシングル曲「SCARLET feat. Afrojack」、2位はMVの評価も高い「Yes we are」、3位は2016年に20枚目のシングルとして発表した「Welcome to TOKYO」、同率3位はさらに遡り17枚目のシングル曲「STORM RIDERS feat.SLASH」という順位だ。
メンバーは「SCARLET」人気を「テレビでも1回しかやってないのに」と意外そう。普段あまりパフォーマンスが見られないというレアさが、ファン投票で上位に食い込んでいる理由のようだ。岩田剛典は「STORM RIDERSは久しぶりすぎて振り忘れちゃったな」と笑う。
続いてトークはクリスマスエピソードへ。NAOTOがメンバーに「渾身のエピソード期待しているからね」と降ると、小林直己が「大切な人と行ったクリスマスディズニーの写真持ってきたんですけど」と挙手。画面に映し出されたのはディズニーキャラクターのフードを被ったNAOTOと直己のツーショット。5年前の仕事帰り、アフター6パスポートでディズニーシーへ行ったのだそう。直己は「ものすごく楽しかった」と振り返っていた。ELLYは高校時代に打ち込んでいた野球の試合中の写真を披露。ピッチャーとして活躍していたELLYは、子どもの頃に祖父からクリスマスプレゼントにもらった「オール特注モノ」だというキャッチャーミットを今も大切に保管しているという。「二塁刺しますよ」とボールをキャッチして素早く送球するパフォーマンスも見せた。
今年は結成10周年というアニバーサリーイヤーを迎える三代目JSB。先日は総勢50名越えのMVを撮影したそうで、後輩が増えたことをメンバー達は感慨深く語り合っていた。そこへNAOTOが「そんな皆さんの人望を検証する『三代目J-1グランプリ』を行います」と宣言。
直己が選んだのは、FacebookやInstagramで絡むようになったというFANTASTICSの木村慧人。直己がステージ上から電話をかけ「慧人が必要で」と誘うと「30分後ですか?」と焦った様子の慧人。
今市は「後輩の中で一番お酒飲んだ回数が多い」というEXILE/FANTASTICSの佐藤大樹を選択。「メリークリスマス」と電話をかけ、「全然無理なしで、9時15分まで(30分後)に来て欲しい」と呼びかけた。
「後輩は数少ない」という登坂は、とっておきの引き出しとして劇団EXILE 八木将康に電話をかける。登坂は八木が歌手デビューを目指す「SUPER STAR PROJECT」をプロデュースした仲。電話を受けた八木は「オンラインライブ見てますよ。登坂くん、誰に電話するんだろうな~と思っていたらかかってきたんで」と驚いた様子。すると「見てたんでしょ? 話早いわ、待ってるね!」と強引に電話を切り、プロデューサーとしての関係性を利用し勝負に挑んだ。
岩田は“岩田チルドレン”だというTHE RAMPAGEの藤原樹を選んだ。「結構仲いいんでこういう無茶振りにも乗ってくれる」と自信を見せた。
ELLYは「打ち合わせのときはHIROさんにかけるつもりだった」と言いながらも、電話をかけた相手はDOBERMAN INFINITYのSWAY。「めっちゃ急じゃん、今から?」と焦るSWAYに、「後でアクセサリーあげるから」と釣るELLY。
山下が選んだ後輩はGENERATIONSの白濱亜嵐。メンバーから「顔も似てるしね」と野次られると「よう言われますわ」と返す。ただ、電話をかけると「番号が使われておりません」というアナウンスに呆然。改めてスタッフに番号を聞き直しかけると、「けんちゃんすごい急じゃなーい」とふざけるハイテンションの亜嵐。山下は「いつも大好きです」と言い残して切り、仲の良さを感じさせた。
NAOTOが「意外なところ行くね」と言いかけた相手はGENERATIONS 佐野玲於。佐野はすぐに電話に出たが「これメンディーの役割じゃん」「出前とか頼んじゃったんすよ」と言い訳を残し、電話を切った。
トークが終わった後は、このライブのスペシャル企画である「D.LEAGUE」とのダンスコラボ。
さらなるサプライズ企画として、別ステージからEXILE SHOKICHIが登場。SHOKICHIとCrazyBoy(ELLY)がタッグを組むKING&KINGのパフォーマンスが行われた。KING&KINGは「D.LEAGUE」のアンバサダーも務めており、「D.LEAGUE 20-21」テーマソングとして書き下ろした楽曲「GET IT ON」をここで初披露。「D.LEAGUE」のダンサーたちも垣根を越え、同じステージ上でパフォーマンスを行い、この一夜にしか見られない豪華なコラボとなった。続くKING&KINGの「Fly Like a Dragon」では、ハイトーンのボーカリスト SHOKICHIが見せるラップやCrazyBoyのグルーヴに乗せたパフォーマンスが目を引く。バックスクリーンでは怪しげな炎が生き物のように蠢き、KING&KINGの世界観に引き込んだ。
怪しい炎が暖炉の炎へと差し変わり、ロマンチックなバラード曲「君となら」を披露。映像はVRのような主観目線に変わり、まるでメンバーと目の前でダンスを踊っているような演出がなされた。NAOTOは手を握り強引に引き寄せ頬を撫で、岩田は優しい笑顔で頭ぽんぽん、山下は振り向きざまに優しく撫でる。
ジャズ風の生ピアノ伴奏で始まった「Always」では、暖炉とソファのステージに移り、たくさんのキャンドルに囲まれながら今市と登坂が〈瞳 閉じて.../愛を感じて...〉という歌詞の通り、ソファに腰掛けて目を閉じ、大人っぽく歌い上げる。続く雪をテーマにした楽曲「スノードーム」ではステージにも雪が舞った。
トークパートへ切り替わると、NAOTOは「『Always』と『スノードーム』、いい曲だね」と余韻に浸っていた。そんな中、J-1グランプリの結果発表へ。赤いカーテンから呼び出した後輩が現れなかった場合は、罰ゲームとして座っている椅子に電流が流れる仕掛けだ。登坂は「スノードームは将康に届けと思いながら歌った」と明かし、八木の到着を祈る。
まずは山下が呼び出した、GENERATIONS亜嵐。カーテンが開くもそこには誰もおらず、電流の衝撃で椅子から転げ落ちる山下。「亜嵐来いや~」と悔しがった。クリエイティブユニットPKCZ?に加入したばかりということもあり、楽曲制作の追い込み中という理由で来られなかったようだ。
岩田が呼びかけたTHE RAMPAGE藤原も来られず。「なんで居ないんだよ、樹!」と悔しそうな岩田だったが、取材中だったという理由には仕方ないと納得した。
そんな中、今市が呼んだFANTASTICS 大樹が登場。「大樹、愛してるわ」と迎える今市に、「こんな感じでステージに上がるとは思わなかった」と恐縮しながらも「僕のフットワークは窒素ぐらい軽いんで」と笑う大樹。今市との仲を尋ねられると「今市さん、僕のこと好きなんだろうなと思っていた」と言い、それに対して今市は「こう言うところも好き」とニコニコ。26日に行われるFANTASTICSの告知を行い、私服のまま去っていった。
直己が呼んだのも同じくFANTASTICSの慧人。カーテンが開くと、私服の大きな帽子を被った慧人が登場し、思わずエアハグをする直己。「皆さんこれが慧人です」と誇らしげな様子。どれぐらい親交があるのか聞かれた慧人は、プライベートで直己宅へ遊びに行くことを告白し、「俺らも行ったことないのに」と驚くメンバー。洋服が欲しいと言う慧人に「頭からつま先まで買ってやる」と直己。慧人は帽子を取り、深々と一礼をして帰って行った。
ELLYが「いるよな、いるよな」と心配そうにカーテンを開けると、DOBERMAN INFINITYのSWAYが満面の笑顔で登場し、「ナイス!」と喜びのシャウト。SWAY は、自身がラップで参加する三代目JSBの「S.A.K.U.R.A.」のパフォーマンスがあるのかと聞くも、すかさずELLYに「ないのよ~」と言われ、あっという間に帰らされてしまった。
続いて、GENERATIONS 佐野はカーテンの向こうにはおらず、電流を食らってしまうNAOTO。ところがその直後、ステージまで自転車で乗り込んできた佐野が、サンダル、メガネ、パーカー、はんてんという完全なる部屋着スタイルで駆けつけた。「もう風呂入って、寝る支度して、オンラインライブ見たら寝ようとしていたところ」と言いながらも、「差し入れ買ってきました」とEXILEメンバー監修の「LEMON SOUR SQUAD」をビニール袋から取り出し笑いを誘った。27日配信のGENERATIONSのライブでは「冬にぴったりのバラードだけのライブになっています」と告知し、帰って行った。
最後は登坂が選んだ劇団EXILE 八木。ドラムロールとともに、茶色いボトム、赤いセーター、グリーンのフリースというクリスマスツリーカラーの八木が登場し、メンバー全員で盛り上がった。登坂にかわいがられているか聞かれると「あんまないっすね」と八木。登坂は「たしかに1回もプライベートでご飯食べてない。」と苦笑し、「これを機に曲もね。制作意欲超湧いてきました」とプロデューサーの顔に。告知も特にないと言う八木は、「言いたいことは、メリークリスマスくらいですね」と謙虚に帰宅した。
ファン投票で決まるパフォーマンスもついに集計が終わり、決定した3曲を披露。「STORM RIDERS feat.SLASH 」では、さっきまでのトークとは雰囲気が一変。切り替えの早さに、コメント欄には「プロフェッショナルだ」と感心の声が寄せられた。続く「SCARLET feat. Afrojack」ではステージがスカーレットカラーに染まり、「Yes we are」では無数の星が輝く空間演出がなされた。スペーシーなサウンドの「Yes we are」と宇宙空間のような演出が見事にハマり、コメント欄の熱気も高まる。登坂も「緊張感ありましたね。懐かしい曲も聴けたんじゃないかな」とファン投票企画に満足げだった。
続く新曲「RISING SOUL」では白スーツに白ハットで揃え、今までにないスマートなダンスを披露。無数のライトがステージを飛び抜け画面全体に広がり、ステージと画面の境目が完全になくなるAR演出に「ステージどうなっているの?」と驚きの声が上がる。LDHのクリエイティブを手がける「TEAM GENESIS」による『LIVE×ONLINE』の演出は回を重ねるごとに進化し、視聴者も新鮮な演出を楽しんでいる様子だった。
今市は「この曲で“RISING SUN TO THE WORLD”を駆け抜けていきたいと思います」と紹介。EXILE TRIBEが集結したライブツアーで、1月28から2月28日まで全国4カ所を回る予定だ。ファンからは開催を切望する声が多くよせられた。
全17曲でライブは終わったが、メンバーがTシャツに着替えている最中に流されたのは「リーダー直己にドッキリを仕掛ける」という映像。去年、TBSのバラエティ番組でリーダー NAOTOがドッキリを仕掛けられ、メンバーへ感謝の言葉を伝えた直後に落とし穴にハマってしまった。そのお返しにとNAOTOが企画。メンバー1人ずつ10年間の思いを語りながらケーキにオーナメントを刺していく中、直己の番にとある仕掛けを用意しているという。「これまで10年間、一緒に歩いてくれてありがとう」とメンバーたちへ頭を下げる直己だが、オーナメントを刺した瞬間ケーキが爆発。ドッキリだと察した直己は、クリームが飛び散った顔で「俺、グッときてたよ正直」と苦笑した。
しかし気を取り直し、来年の「RISING SUN TO THE WORLD」が掲げるテーマが“日本を元気に。そして、日本の元気で、世界を元気に。”ということに掛けて、「とりあえず(このケーキみたいに)はじけてこうよ。まず三代目が元気になろうよ」と呼び掛けた。
今年の「三代目 J SOUL CHRISTMAS」は、いつも以上に特別なライブになるよう工夫され、メンバーの来年への決意を感じさせる一夜にもなった。