星稜・奥川恭伸は完封勝利でも50点。まだまだ武器を隠し持っている

 甲子園出場を決めて大阪に入ったあとも、状態はなかなか上がらなかった。しかし、試合前日となる8月6日、練習中のブルペン投球で光明が見えたという。

「ブルペンに入って、いい感覚がつかめました。リリースのときに指にボールがかかった感覚が少しずつ出てきているので、その前の2日間に比べると断然よくなってきています」

 旭川大高との試合直前、室内練習場での軽いキャッチボールの段階で「今までと比べるといいな」という感触があったという。甲子園の一塁側ブルペンでも納得のいくボールがあり、「不安がなくなって気持ちが楽になりました」と精神的にも感覚的にもいい状態で試合を迎えられたのだった。

 立ち上がりの奥川の投球は、非の打ちどころがまったくなかった。

 旭川大高の1番打者・佐藤一伎(いつき)を自己最速タイとなる153キロで空振り三振。2番の持丸泰輝は糸を引くような151キロのストレートで見逃し三振。3番の菅原礼央(れお)にはスライダーでカウントを整え、最後も外角への131キロのスライダーで空振り三振。

 試合後、奥川は初回の三者三振についてこう振り返っている。

「立ち上がりが一番大事なので、意図的にギアを上げました。初回のピッチングが今日の9イニングで一番よかったと思います」

 奥川が150キロ台のボールを投げるたびに、スタンドからは大きなどよめきが起きた。恐るべきことに、奥川はこの観衆のリアクションすら意図的に「援軍」に換えていたのだと言う。


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