それでも、なでしこジャパンがセットプレーで得点することは珍しく、最重要課題のひとつでもある。これまでは毎回のように選手が入れ替わる状態で、ツメることができなかったセットプレーだが、今回のトレーニングでは、いつも以上にセットプレーに時間を割いた。
それが実を結んだわけだが、それは土光の思い切りのいいプレーがなければ成立していなかっただろう。
土光は自身のパフォーマンスを問われると、表情を引き締める。
「もっとできたなって感じです。もっとチャンスの芽を摘むこともできたし、1トップを相手に、もっと少ない枚数で剥がせれば前線に楽に配球できた。課題ばかりです」
それでも、高倉監督からは及第点の評価を得た。次に試されるのは格上に対しての攻守の対応だろう。プラスしてセットプレーで自身がゴールを叩き込めば、一気に東京五輪の最終18名入り、ということもある。なでしこジャパンで新たなCBが台頭した一戦だった。
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