浦和レッズ、開幕戦勝利も不安になる内容。「引き分けが妥当だった」

「内容的には、引き分けが妥当だったかなと」

 大槻毅監督のコメントは、勝ったチームの指揮官にはふさわしくないものだった。どちらかというと、負けたチームの監督が自チームへの称賛と、半分は負け惜しみで語る時によく用いられる言葉だからだ。

浦和レッズ、開幕戦勝利も不安になる内容。「引き分けが妥当だった」

勝っても大槻監督の表情は冴えなかった

 それでも、勝者にふさわしくないその言葉も、さしたる違和感はない。「よくぞ、勝てた」と感じていたから、むしろ納得のいくものだった。

 2020シーズンのJ1リーグが幕を開けた。他試合に先駆けて2月22日に行なわれたのが、湘南ベルマーレ浦和レッズの一戦だ。

 新たなシーズンの最初のゲームというものは、観る側にとっても、やる側にとっても、期待と不安が入り混じるものだろう。新戦力はフィットするのか、新たなやり方は機能するのか。今年に限って言えば、VARへの対応力も問われるものとなった。

 よりポジティブな印象を与えたのは、敗れた湘南のほうだった。主力の大量流出によってチームは半壊状態にあったが、その影響を感じさせない機能的なサッカーを見せた。


 3−5−2へとマイナーチェンジした新システムで臨んだ湘南は、高い位置からのプレスを徹底。球際の攻防や出足の速さ、セカンドボールの回収でも、浦和を凌駕した。ボールを奪えば素早くサイドに展開し、そこに複数が連動して相手ゴールに迫っていく。

 7分には左サイドからの鈴木冬一のクロスを、新加入の石原直樹が頭で合わせて先制点を奪取。その見事な展開には、記者席の前に座っていた早くもほろ酔い気分の湘南ファンのおっちゃんも、「今年は優勝狙えるで!」と、思わず息巻いてしまうほどだった。

 その後、一度は逆転されながらも同点に追いつき、72分にはVAR判定によってPKも獲得。もっとも、これを失敗したのが痛恨で、終了間際にカウンターから失点し、力尽きた。

 とはいえ、その躍動感あふれるサッカーは、昨季失われたかと思われた湘南スタイルの復活を大いに感じさせるもので、敗れたにもかかわらず件(くだん)のおじさんも、最後まで上機嫌だった(飲みすぎていただけかもしれないが……)。


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